私たちの取り組む課題
現在、結婚の4組に1組が再婚家庭という時代となり、多くのステップファミリー(子連れ再婚家庭)が存在します。
離婚件数も減少することはなくひとり親家庭が増えていく中で、子連れの再婚が増えていくのは自然なことですが、
専門の相談窓口もなく、社会的なサポートもありません。
血のつながりのない親子関係をどう築くか?
離別で経験したそれぞれの喪失感をどう癒していくか?
お互いの親戚や別れた配偶者、その家族との関係性。
継母や継父は、「本当の親になれない」という引け目を感じながらそのストレスを吐き出せないでいる苦しさもあり、
ステップファミリーで暮らす子どもたちの声にも耳を傾け、私たちは当事者のみなさんが抱える問題解決のサポートをしています。
なぜこの課題に取り組むか
結婚の4組に1組が再婚家庭という時代です。
どちらかに子どもがいて再婚する家庭を"ステップファミリー"と呼びます。
子どもを連れて再婚する家庭は初婚で作られる家族とは違い、様々な問題を抱えています。
元の配偶者との別れの喪失感、元配偶者の家族との関わり、実子ではない子どもの子育てを担う苦労、大家族ならではの家事や育児の負担、経済的負担など、ステップファミリーのタイプによっても違いますが、それぞれの立場で、多くの問題を抱えながら新しい家族の構築を目指しています。
ところが現在の日本では再婚家庭が間違いなく増えているのにも関わらず、世帯調査すらない状況の中、ステップファミリーが抱える問題に対する認識が低く、初婚で作られる家族となんら変わらないと思っている人が多いのが問題です。
私たちの団体は2011年4月より三鷹市を中心に子連れ再婚家庭(ステップファミリー)の当事者団体として理事長の平田えりが任意活動をしてきました。
また副理事長の新川は1998年からひとり親家庭支援を続けてきています。
全国に120万世帯いると言われているひとり親家庭。ひとり親家庭はまさしく再婚家庭予備軍です。
地域の親子交流を通して、再婚家庭が増えていて問題を抱えているのに相談の場所がなく、再婚家庭だということを隠して生きていかなくてはならない。悩みを誰にも打ち明けられずに孤独な育児をしている当事者のみなさんが沢山いることを知りました。
ステップファミリーが抱える問題を社会が理解し必要な支援が進み、暮らしやすい社会になることを目指します。
また、予備軍にあたるひとり親家庭の支援として、シングルマザー、シングルファザー、そして、その家庭で暮らす子どもたちが、暮らしやすい世の中になるように支援を行います。
寄付金の使い道
・地域活動の強化活動
・当事者交流会の定期開催(オンライン&リアル開催の実施)
・こども救済プロジェクト・こどもAIDの運営
・ステップファミリー及び、ひとり親家庭の相談窓口の運営
・ステップファミリー及び、ひとり親家庭で暮らす、子どもの相談窓口の運営
・専用プラットフォームでの掲示板の運営
・年数回のセミナー運営
・SNSの運営
・YouTubeの動画作成
・アンケート調査の作成