私たちの取り組む課題



私たちのもとには、飼い主の高齢化や入院、死亡により行き場を失った猫、多頭飼育崩壊や飼育放棄によって適切なケアを受けられない猫に関する相談が数多く寄せられています。
また、地域では不妊去勢手術が行われないまま繁殖を繰り返すことで猫が増え、糞尿被害や近隣トラブルにつながるケースも少なくありません。
その背景には、経済的な負担、相談先が分からないこと、動物福祉に関する情報不足、そして地域のつながりの希薄化があります。
私たちは猫の保護や譲渡だけでなく、人と人、人と動物をつなぎ直すことで、命を取り巻く課題の解決を目指しています。
なぜこの課題に取り組むか



私たちは保護活動を通じて、多くの猫と、その猫を取り巻く人々と出会ってきました。
傷ついた猫、行き場を失った猫、飼い続けたくても事情により難しくなった飼い主。その背景には、経済的な不安や孤立、情報不足など、人の抱える様々な課題があります。
私たちは「人も動物も同じ命」であると考えています。命を守ることは、動物だけを救うことではなく、その人の人生や地域とのつながりを支えることにもつながります。
助けたいと思った時に、お金や環境を理由に命を諦めなくてよい社会を目指し、この活動を続けています。
支援金の使い道



皆さまからお預かりしたご支援は、保護猫の医療費や飼養費をはじめ、地域猫活動や譲渡会の開催、啓発活動などに大切に活用させていただきます。
具体的には、ワクチン接種、不妊去勢手術、病気やけがの治療費、フードや猫砂などの日用品の購入、保護や搬送に必要な備品の整備、地域への啓発資料の作成などに充てられます。
また、高齢者や飼育困難者からの相談対応や、一時預かり支援など、人と動物が安心して暮らし続けるための活動にも活用させていただきます。
皆さまのご支援は、一匹の猫だけでなく、その猫を取り巻く人や地域を支える力となります。
私たちは、すべての猫を保護する活動を行っているわけではありません。
外で暮らす猫の中には、地域の理解のもとで適切に管理されながら生活している地域猫もいます。そのような猫は、不妊去勢手術を行い、元いた場所で見守られることが基本となります。
一方で、傷や病気により衰弱している猫、事故や虐待の危険が高い場所にいる猫、母猫だけでは育てることが難しい乳飲み子、著しく痩せた母猫と子猫、人に慣れすぎていて外で生きていくことが困難な猫などは、そのままでは命の危険にさらされる可能性があります。
私たちは、そのような「今、手を差し伸べなければ命を失うかもしれない猫」を優先して保護し、医療やケアにつなげています。
限られた人員と資源の中で、一つひとつの命に向き合いながら、本当に支援が必要な猫へ支援を届けることを大切にしています。

