私たちの取り組む課題
子どもたちに「自由に過ごせる場所」を提供します
かのん[奏音]は、子どもたちが自由に過ごせる場所です。本や参考書等を置いていますが、これらを利用しなければいけないわけではありません。好きなようにこの空間を利用することができます。
大人も利用できる場所を作ります
今は、私たちが中心となってかのん[奏音]を運営しています。これからは、地域の大人たちに私たちの活動を知ってもらい、子どもたちの成長を見守って欲しいと願っています。幸い、ビルオーナー様の御厚意で、同じフロアのテナントをお借りすることができました。大人も利用できるようにすることで、地域で子どもたちの成長を見守る場にしたいと思います。
保護者をサポートできる場所を作ります
子どものことで悩みを抱え、支援を求めている保護者の方は増えています。一方で、友人や親戚には相談することをためらうことが多く、公的機関や心療内科クリニックを利用することもハードルが高いようです。保護者の方が安心して相談できるように、相談室を作り、医師が対応します。将来的には、地域のすべての人を支援できる場所にしようと思います。
なぜこの課題に取り組むか
私たちは、子どもたちに成長の場を提供しようとしています。
植物の成長に必要なものは、水、空気、光、ミネラルです。それでは、子どもの成長に必要なものはなんでしょうか。環境、交流、体験... 何を重視するかは、人によってさまざまだと思います。おそらく、子どもの成長の段階でも変わってくるでしょう。多くの場合で共通するのは、安全な場、必要なケア、そして人との関わりだろうと思います。
私たちは、かのん[奏音]を作り、本や参考書などを準備しました。学びや読書というテーマはありますが、成績を上げることを目指しているわけではありません。本をたくさん読むことを期待しているわけでもありません。むしろ、結果で評価することは避けようと思っています。私たちが提供しようとしているのは、「成果を求められず、ただ好きなことに熱中できる場」です。
大切な本や学ぶことの楽しさに出会えたなら、それは自分の支えになるでしょう。でもそういうものに出会えなくても、ここに来る楽しみが生まれれば、それはとても素敵なことです。
冒頭に「植物の成長に必要なものは、水、空気、光、ミネラルです」と書きました。教科書的にはこれでいいかもしれませんが、本当に植物が成長するには、枝や茎を伸ばし葉を茂らせるためのスペースが必要です。
私たちと一緒に、子どもたちの成長をゆっくり見守って下さい。「自分の存在や成長を口出しせずに見守ってくれる人がいる」というのは、なかなかいいものだと思います。
寄付金の使い道
ご支援頂いたお金は、テナント費、スタッフの人件費、光熱費、書籍の購入費として使用します。