私たちの取り組む課題



言葉がうしなってきたチカラ
書店の減少、メディアの発達などに伴い、詩や文学にふれる機会が少なくなった現代。
特に若い世代や地方においては、表現の場そのものが失われつつあるのが現状です。
また、インターネットによって、レスポンスにレスポンスを返す言葉に埋もれ、
個人がメディア化することが当たり前となり、
自分自身の声に向き合う機会も少なくなりました。
文学を生き抜くチカラに
私達は、詩人・池田克己の記念室を拠点として、「文学を生き抜くチカラに」をキャッチコピーとして、
- 詩の朗読会
- 文学セミナー
- 詩作ワークショップ
- 文芸活動の支援
- 他ジャンルの表現活動とのコラボーレション
といった活動を通じて、誰もが文学を通して、自分自身と出会い、人と出会い、世界を照らす力をみつけられる場となることを目標としています。
なぜこの課題に取り組むか



詩人・池田克己の言葉
詩人・池田克己は、戦後の混乱の中で
「未来に向かう愛と誠実の協同による連帯の場」
として詩誌「日本未来派」をつくり、流派にも主義主張にも超えて結ばれる、詩人の天地となることを目指しながら、41歳の若さで亡くなりました。
私達は池田克己の詩と人生を伝えるとともに、その精神を継承し、活動しています。
私たちの信念
また、戦時中は上海に移住していた池田克己が、友人となった中国人詩人のことを書いた詩に、このような一節があります。
君はがむしゃらに中国を愛し
僕はがむしゃらに日本を愛し
君は僕らの友だ
君と僕らは充実している
(池田克己「詩人路易士」:詩集「法隆寺土塀」収録)
誰かに認められるためでも、誰かに勝つためでもない。
自分自身の魂から発せられる言葉を尊重すること。
同じように相手を尊重すること。
そうした表現が交差し、互いを尊重し合える社会を築くことで、
人間は本当に自由になり、世界には本当の平和が訪れると信じています。
支援金の使い道



ご寄付は、以下の活動に活用させていただきます:
詩人・池田克己顕彰のために
- 池田克己記念室の維持費(光熱・展示・保守等)
- 詩の朗読会や文学イベントの開催費
- 詩集の制作・無料配布
- ワークショップの運営費
- 広告費
小さなご支援が、未来へとつなぐ力になります。
どうか、この活動にお力をお貸しください。