事業の目的
胃癌を撲滅する為にはまず、内視鏡による早期胃癌発見が必須です。日本であれば早期胃癌は多くの場合、手術をせずに内視鏡で切除することも可能です。これらの診断、治療技術を胃癌の多発する途上国の医師に伝えることを目的に活動しています。
これまでの活動
現地での活動はブータンで行なってきました。現地の8名の医師にハンズオンで内視鏡診断法を教授してきました。またインターネット上からは全世界に向けて胃癌の診断治療に向けた教育動画を英語で発信しています。また内視鏡の自己学習を可能とするe-learningもホームページ上から提供しています。
これまでの事業成果
ブータンの8名の医師は早期胃癌の発見が可能になってきています。このコアとなる現地の医師が指導医となって後輩を指導していけば、多くの内視鏡医が育っていくことになります。この仕組みをtrain the trainer (TTT)と呼んでいます。コロナ禍となった今は、現地訪問ができませんが、ZOOMによる指導を行なっています。また教育動画は世界中より(図参照)閲覧されています。早期胃癌診断のためのe-learningは現時点(2022年1月) 62カ国1447名の医師が参加して学習しています。
事業の必要経費
早期胃癌発見のために私たちがおこなっているのは1)ハンズオンによる少人数での指導医となる医師の育成と、2)インターネットを用いた自己学習です。胃癌が多発する国は途上国であることが多く、医師らへの教育機会も少なく技術を磨く時間がありません。それらの医師に無償で現地を訪問し、指導、またインターネットを介して教育動画、e-learningを提供しています。これら活動は無償でおこなっていますので、現地へ赴く旅費、活動費用、及びe^learningの維持費用が必要経費となります。