私たちの取り組む課題



- 食品ロスの削減
- まだ食べられるにもかかわらず廃棄されてしまう食品を回収し、有効活用する仕組みの構築。
- 食の格差の是正
- 十分な食事をとれない子どもや生活困窮世帯、独居高齢者など、食の支援を必要とする人々への支援体制の整備。
- 地域のつながりの希薄化
- 食材支援を通じて地域住民同士がつながり、孤立や見えにくい貧困の防止につなげる。
- 人的・物的資源の不足
- 活動を支えるボランティアの確保や安定的な寄付・資金調達の必要性。
- 持続可能な運営体制の構築
- 活動を長期的に続けていくための組織基盤やパートナーシップの強化。
これらの課題に対し、地域の企業・団体・行政と連携しながら、地域に根ざした支援活動を展開しています。
なぜこの課題に取り組むか



- 食べられるのに捨てられてしまう食品が多く存在するため
- 日本では年間数百万トンの食品が廃棄されており、その多くがまだ食べられる状態です。この「食品ロス」を削減することは、環境負荷の軽減や持続可能な社会の実現につながります。
- 地域に「見えにくい貧困」が広がっているため
- 経済的な困難を抱え、十分な食事をとることができない子どもや高齢者、ひとり親家庭が身近に存在しています。そうした人々に寄り添い、必要な食を届けることで、健康や生活の安定を支えることができます。
- 「食」を通じた地域のつながりを再生したいため
- 単なる食材提供にとどまらず、地域住民が支え合い、見守り合う関係性をつくることが、孤立の防止や地域全体の安心・安全につながります。
- 地域資源を循環させることで、無理のない支援が可能になるため
- 廃棄される予定だった食材を活用することで、コストを抑えながら持続可能な支援が可能となり、環境と福祉の両面から地域に貢献できます。
このように、フードコミュニティは「もったいない」を「ありがとう」に変え、人と人をつなぐ活動を通じて、誰もが取り残されない地域づくりを目指しています。
支援金の使い道



フードコミュニティにおける寄付金の使い道は、以下のような活動のために大切に活用されています:
1. 食材支援活動の運営費
- こども食堂や食材配布会の開催に伴う消耗品(容器・袋類)、会場費、光熱費など
2. 食材の集荷・配送費用
- 支援食材を保管場所から各家庭や団体へ届けるためのガソリン代、車両整備費などの交通費
3. 冷蔵・保管設備の整備
- 食品衛生を守るための冷蔵庫・冷凍庫の購入や、保管用の棚・保冷資材などの整備費
4. 広報・啓発活動
- チラシ・ポスターの印刷、SNSやウェブサイトでの広報活動費用
5. ボランティア活動の支援
- 保険加入費、飲料・軽食などの提供によるボランティアへの支援
6. 運営基盤の強化
- 事務用品、通信費、団体の維持管理に必要な基本経費
寄付金はすべて、地域の食の支援と食品ロス削減という目的のために透明性をもって管理され、報告書や活動報告を通じて適切に使途が開示されます。