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バリアフリー教養大学設立準備委員会

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バリアフリー教養大学設置準備委員会では、現在、2025年4月の開学をめざして、文部科学省に設置申請を行っています。

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私たちの取り組む課題

通学の叶わぬ身体的・精神的・経済的・社会的(介護・子育て等)理由のある学生がオンラインで大学でまなび学士を得るよう、フレックス授業・Flipped Classroom により授業を行い、また視覚聴覚障害者等、学びの支援を必要とする学生に完全情報保障を行います。一般の学生も、障害のある学生も、ジェンダーマイノリティの学生も、日本のマジョリティーと違う文化で育った学生も、高齢者も、どんな学生も同じスタートラインに立って、共に学び合う環境を作ります。

なぜこの課題に取り組むか

一般の大学では様々な事情で、出席日数が足りず、卒業を断念する学生が多いです。また欧米では約10%が障害のある学生であるのに比べ、日本の大学の障害学生の比率は1%以下です。高齢者学の学び直し、障害者の学び直しも進んでいるとは言えません。学習意欲はあっても外に出られない人、家族の看病・介護のある人も増えているます。一方、一般の学生が障害者を始めマイノリティのことを学ぶ機会が少なく、障害者の支援者はいつも不足しているという状況もあります。

一般の大学生は障害やマイノリティについて、学ぶ機会が極めて少ないのも問題です。共に学ぶ環境としても、またカリキュラム上も知る機会が少ないです。そのためインクルーシブ社会に積極的に貢献するという進路を選ぶ学生は非常に少なく、例えば障害者の支援者は慢性的に不足しています。

支援のできる卒業生も育てていきたいと考えます。


寄付金の使い道

現状の政府の規則では新設大学は完成年度まで、障害学生の支援金が得られません。従って障害者を多く受け入れたい本学としては、支援のために寄附金の多くを使うことになります。またかなりの人数の教員・職員も障害を持っています。すべての人がスムーズに大学で共に学ぶための設備・教材の整備、人件費に使用します。



バリアフリー教養大学は、情報保障完備で、大学に通学することが難しい障害のある人やさまざまな困難を抱えた人を含めて誰もが学べる、完全オンラインの日本で初めての大学です。ここで学べる内容は、マイノリティや多様性、人権を中心にしたもので、教員・職員の多くはマイノリティ当事者の方および人権を軸にした研究や実践に取り組んでいる方です。そして、このような大学をつくることで、インクルーシブ社会を構築する人材を輩出するとともに、マイノリティの視点から日本のリベラルアーツや学術研究の向上をめざしています。

これまで学校の開設には膨大な資産が必要でしたが、完全オンラインと趣旨に賛同する関係者の力で、何とか手の届く資産で開設できる見込みになっています。そうは言いましても、多くの方からのご寄付やご出資をお願いしなければ実現いたしません。

このようなことから、皆さまにご寄付とご出資のお願いをさせていただく次第です。ご趣旨をご理解いただき、ご協力いただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。


バリアフリー教養大学設立呼びかけ人(五十音順)

大西直樹(国際基督教大学名誉教授)

斉藤くるみ(日本社会事業大学名誉教授)

田村真広(日本社会事業大学教授)

辻 浩(名古屋大学教授)

苫米地憲昭(元国際基督大学教授)

日比野 清(日本ライトハウス理事)

山下英三郎(日本社会事業大学名誉教授)


https://www.barrierfreeliberalarts.com/

代表:斉藤くるみ

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