私たちの取り組む課題



日本の鶏の90%以上が、身動きが取れない狭いケージで生涯を終えています。この現状は動物福祉の観点から問題視されており、国際社会から遅れをとっています。
私たちアニマルウェルフェア・コーポレート・パートナーズ(AWCP)は、この課題に取り組む非営利団体です。営利だけでは動かない社会課題に対し、企業と連携することでケージフリー卵の生産・調達を増やす「サプライチェーンの変革」を目指しています。
またケージフリー生産に切り替えたい生産者を応援するために、cage-free-netを運営し、ケージフリー生産者の登録、ケージフリー鶏卵を購買したい企業にも参加いただき、購買を円滑に進めていくようなプラットフォームも作っております。自社のケージフリー鶏卵を海外に輸出したい時の海外認証の取得サポート、知識の共有、然るべき団体へのお取り繋ぎなども行なっております。
具体的には、影響力のある企業へケージフリーへの移行を提案し、そのためのロードマップ作成や情報提供をサポート。これは、単なる社会貢献ではなく、企業のブランド価値向上にもつながります。私たちは、動物も人も幸せになる社会を目指し、この社会運動を広げていきます。皆さまのご支援が、日本の畜産を変える力となります。どうぞご協力をお願いいたします。
なぜこの課題に取り組むか



「ケージフリー」は、倫理問題であり、企業にとっては未来を左右する経営課題です。
日本の採卵鶏の90%以上が、身動きの取れない狭いケージで飼育されている事実をご存知でしょうか。この飼育方法は、動物福祉の観点から国際社会で大きな問題とされており、グローバル企業にとって無視できないリスクとなりつつあります。欧米ではすでに法規制が進み、3,000社以上の世界的な企業がケージフリー宣言を掲げ、サプライチェーンからケージ飼育を排除する動きが加速しています。消費者の意識が変化し、投資家がESG(環境・社会・ガバナンス)を重視する今、この流れは単なるトレンドではありません。
この変化に対応しないことは、国際市場での競争力低下やブランドイメージの毀損に直結します。私たちは、貴社がこの課題を乗り越え、持続可能な未来を築くためのパートナーです。アニマルウェルフェアへの取り組みは、単なるコストではなく、新たな企業価値を創造するための投資なのです。日本のグローバル企業と連携し、具体的なロードマップを提示することで、ケージフリーへの移行を共に推進しています。
この活動にご賛同いただき、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
支援金の使い道



いただきました大事なご寄付は、啓蒙活動(デジタルマーケティング、スーパーでのPOP支援など)啓蒙活動イベントやブースでケージフリー鶏卵のプロモーション、必要なデジタルマテリアル、フライヤー、またケージフリー鶏卵販売にご苦労をされている生産者を支援する、Cage-Free Netにも使わせていただきます。ケージフリー鶏卵を促進する上で必要な鶏の健康、鶏卵の味覚、栄養の調査など研究調査など有効に使わせていただきます。