私たちの取り組む課題
わたしたちAEFAは、2005年にラオス・ベトナム・タイの現地のパートナーNGOとともに、主に山岳少数民族の子どもたちが学ぶ学校を建設する活動を始めました。
山岳地帯ではベトナム戦争時の不発弾が残り耕作地が増やせず、困窮による低栄養や食べることが優先される。民族の因習による早婚、教育への理解が十分なため女子は10歳くらいになると家事や幼い弟妹のお世話の為に学校へ行かなくなります。なかでも大きな課題は「母語と国語の違い」です。
家族から教わり、地域で話されている母語(民族の言葉)と、国の共通語(ベトナム語・ラオス語・タイ語・・)が異なるため
小学校に入っても授業を理解できずついていけなくなったり、自信がなく人前で話したり自分の意見を述べたり自己表現を不得手とする子どもたちが多いです。
道路やインターネットなどインフラ整備が進むことにより、人身取引やドラッグなどの課題も大きくなっています。
世界情勢や状況の急速な変化の中で、子どもたちが自ら自分や周りを守れるようになる、誰かが何かをしてくれるのを待つのではなく、周囲と協調して自分たちで未来を切り開いていく力がとても大切です。
なぜこの課題に取り組むか
わたしたちは、”学校プロジェクト”を通して、子どもたちと地域コミュニティを応援しています。
たとえば、”校舎建設”にあたっては、AEFAスタッフが現地パートナーNGOとともに現場を視察し、村人と話し合って決定します。村人代表、行政、NGO担当による学校運営委員会を設置、建設内容・建設後の運営を徹底的に話し合います。学校建設には村人たちが積極的に参加し、木材の伐り出し・校庭の整備・基礎の埋め戻し等を行い、「自分たちの学校」という意識が高まります。
新校舎建設後も、図書館、寮、奨学金、環境プロジェクト、子どものリーダーシップ育成プログラムなど、学校を中心にその地域に合った教育支援で、学校から地域へより広い社会へと可能性を拡げます。
一番大切なことは、子どもたちが活動の中心となることです。
物事を相対化して見る基礎力と、様々な知識・経験を身につけたうえで、周りとの協力や協調で子どもたちが自らの未来のため・コミュニティのために最適な選択をする一助となることを目的しています。
子どもを中心に村の団結力を強め、自助と自立の芽を皆で育て、地域力を高めていきます。
寄付金の使い道
ラオスやベトナムにおける子どもたちの心身の健やかな成長のための「教育支援プロジェクト」、
・読書啓もう活動
・子どもの栄養改善
・自分で自分の身を守るライフスキル
などに大切に使わせていただきます。
https://www.nippon-aefa.org/education/