【開催報告】12月13日 備後第1アパート午後の部です。
2025/12/20 12:04

12月13日 備後第1アパート午後の部・開催報告です。
お昼休みを挟んで午後の部の開催になりました。開演時間よりも随分早くからいらしてお待ちくださる方。
そして、小さなお子さん連れのお母さん。高齢者の男性を連れてこられた女性。一人で参加された若い男性。キャラバン隊の音楽仲間もおひとり応援に来てくれました。

いつも通りのオープニングからスタートです。
【演奏曲目】
M1.ひょっこりひょうたん島
M2.南部蝉しぐれ
M3.北国の春
M4.星影のワルツ
M5.私に人生と言えるものがあるなら
M6.いつでも夢を
M7.たんぽぽ
M8.Lifetime Respect
M9.シングルベッド
M10.京都から博多まで
M11.涙をこえて(ヤング101)
M12.上を向いて歩こう
実は…今回、活動開始から12年目で初めて、演奏中に隊員皆の涙腺がやられてしまいました。
前半は割といつも通りの感じで皆さんと一緒に歌っていたのですが、4曲目が終わったところで高齢の男性の隣に座っていた女性が『ここにない歌でもいいんですよね?』と声を掛けてくださいました。

もちろん『大丈夫ですよ』と答えたところ『私に人生と言えるものがあるなら』という歌をリクエストされました。隊員全員が知らない歌だったのですが、ネットで検索したら有名なフォーク歌手の高石ともやさんの歌でした。

↑ネット検索で探した譜面がこちらです。↑
この女性と隣のお父さん、そして前列で赤ちゃんと小さなお兄ちゃんと座っていたお母さんが姉妹&父親でそして旦那さんも含めて3世代の方たちだったのです。前列の女性に記憶があったので「前回参加されていますよね?」と聞いたらその通りで、その間にお子さんがひとり産まれていたと♪♪アンケートに「次回は父も連れてきたいです」と書かれていた方でした。

リクエストされた『私に人生と言えるものがあるなら』は亡くなったお母さまと連れてきてくれたお父さまが昔弾き語りでよく一緒に歌われていた曲だったと。最初、お父さまは「知らないよ、オレ。忘れたもん」と答えていたのですが・・・。

演奏を始めて、何番かになったところで、少しずつ思い出されてきたご様子で段々と声が出てきて、お姉さまが差し出すマイクに向かって大きな声で歌えるようになってきました!!

お父さまの肩を叩きながら歌うお姉さま。後ろを振り返り、撮影したり一緒に歌う妹さん。姉妹それぞれの笑顔が・・・お父さまの歌声と共に、嬉し涙になっていく様子を見ていて・・・

演奏陣もすっかりもらい泣きをしながらのエンディングになりました!!この11年間で初めてのことでした。

その後も、ご両親の思い出の歌として「たんぽぽ」という歌をリクエスト。これも隊員みんな知りませんでしたが、譜面を見ながらしっかり演奏させて頂きました。天国のお母さまもきっと喜んでいられたと思います。
その後、ボランティア学生の我が親戚ボーイも一曲歌いあげてくれて。
Lifetime Respect♪
「初めて参加します!!」という若い男性は大船渡出身で、震災で被災し小学生の頃に盛岡に避難されてきたということでした。


今では盛岡が大好きになってくれた彼はシャ乱qの「シングルベッド」を熱唱。アンケートにも書いてくれていましたが、人前で歌うという夢が叶ったそうです!!

シングルベッド♪
さらに「京都から博多まで」「涙をこえて(ヤング101)」という懐かしい歌を歌って頂き、最後は皆で「上を向いて歩こう」で終演となりました。

京都から博多まで♪

涙をこえて(ヤング101)♪
午前の高校生の賑やかさとはまた違った、家族愛に満ち溢れた午後のひと時。皆で心が暖かくなった90分でした。
【参加者アンケートより一部抜粋】
Q.印象に残る曲や感想・出身地
〇生バンドでのシングルベッドがとてもよかったです。みんなの前で歌うことが夢だったので、叶ってよかったです!!つんくさんになれた気分でした。 大船渡 10代 男性
〇ファミリーで参加した方達の涙の場面も心打たれました。いろいろなジャンルの曲に感動しました。20代の方と18才の方のフレッシュな歌も聞けて良かったです。演奏も心にひびき、ボリュームたっぷりですばらしかったです。 釜石市 70代女性
〇即興演奏がかっこよく、次回も楽しみにしています。父も一緒に参加できてよかったです。回数を増やしてほしいです。今度は外国にいる姉と参加したいです。 盛岡 40代女性
〇上手すぎて参った。もっとききたかった。オヤジバンドは何故こんなにシビれさせてくれるのか!? 40代 女性

震災後、被災地支援活動をしていると、『被災者の皆さんから元気をもらって帰ってきた』ということを何度も経験してきました。行ったことがない人には「そんなキレイごとを…」と批判?されるケースも何度か見聞きしましたが、こればっかりは行った人間にしか経験できないことなんですよね。

今回の三陸歌声喫茶キャラバンでも皆さんに楽しい時間や心の復興を…と演奏しているのですが、もしかしたら、それ以上に楽しい時間、充実した時間をキャラバン隊が頂いているのかも知れませんね。そんなことをふと思った備後での三陸歌声喫茶キャラバンでした。
クラウドファンディング募集期間は12月25日まで。
今日を入れて、残り6日となりました!!
まだまだ皆さんの応援が必要です。
引き続きの応援ご寄付をどうぞよろしくお願いいたします。
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キャラバン隊の移動費として活用できます。
¥5,000
東北随一広いのが岩手県!!
岩手県の交通費補助金の考え方として【1㎞=25円換算】により
200キロの移動ができます。(例:盛岡市~釜石市・下道移動で片道約100キロ)

キャラバン隊隊長が東京都~岩手県を車で1往復(高速代別)できます。
¥30,000
岩手県の交通費補助金の考え方として【1㎞=25円換算】から1200キロの移動ができます。
楽器に、映像機材に、歌詞カード、アンケート等々…車に載せる荷物はいつも一杯です。岩手県内移動を含めると1回の遠征で1200キロ超えが日常なのです!

キャラバン隊4人が音響機材一式と共に1日活動できます。
¥50,000
歌声喫茶は最小人数3人で開催できますが、4人集まれると更にパワーアップ!
楽しいひと時を参加者皆さんにお届けできます!!





