キニティウから巣立つ子どもたちの進学と成長を支えるキニティウファミリーになろう!2025
2025/11/26 15:33

私にとって、この地域の子どもたちの境遇や運命は、感覚的にあたりまえのものとなってきてしまい、
みなさんにとって、知られざることや、悲しみや嬉しさで共感できることが何か、少し分からなくなっています。
キニティウスクールの子どもたちでさえ、家族がきょうだいの中から選んだ、たった1〜2人であること、
それ以外の子どもたちの存在や、どうしているか、家族の風景と、ここから進学していくことの難しさ…
これらを、もう少しみなさんと共有したく、
この地域を、悲しみ、貧しさ、傷や涙のイメージで表現していきたくない自分のポリシーの範囲内で、
今回は紹介をしました。とても悩みながらでしたが、ぜひ、みなさんからの応援に繋がれば幸いです。
レンチョン
https://www.instagram.com/p/DRJwvjVEsF1/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==
メンヤ
https://www.instagram.com/p/DRUGNpSkjv1/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==
パイエン ※こちらだけ、Instagram の投稿文・写真をここにも載せます。動画はリンクを開いて見てください。
https://www.instagram.com/p/DRenMrXktjF/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==
チョトベラが進学支援をしている生徒の一人、パイエンとその家族風景、そして「姉妹」の話を、今日は少しみなさんと共有します。
昨年12月にキニティウを卒業し、今年1月に中学校へ進学したパイエン。パイエンは家族の次女で、2歳上のお姉ちゃん(家族の長女)がいます。彼女は2020年3月、コロナでバングラデシュ全土の教育機関が閉鎖となるまでキニティウの生徒でした。一年半後に学校再開しても、彼女は戻って来ず…家族が、彼女には家事をさせるという判断をし、ドロップアウトとなりました。

キニティウの子どもたちの世代はだいたいみんな5〜8人きょうだいです。理由は色々あるけれど、この家族の場合は長男が生まれるまで子どもを持とうという事情でした。

8人目でようやく長男が生まれ、長女には家に居る妹弟全員の面倒をみさせるために、教育を受けさせるのを止めました。私たちは、それから何度も、彼女がキニティウへ戻って来られるように家族を説得しましたが、断られました。

今もずっと、色んな折に、彼女のことを思い出します。
家族は彼女に話させないし、彼女も黙っています…今回も彼女の言葉を聞きたかったけれど、また聞けず…いつか話がしたい。
幸い(なのか、時々分からなくなる)、妹のパイエンがキニティウに卒業までいられ、チョトベラはその子の気持ちと進学を絶対に支援したいと思い、今日に至ります。それがお姉ちゃんのためにもなるように…と、これもこちらの勝手な思いかもしれません。

右が、2019年キニティウにいた頃のパイエンのお姉ちゃん。
チョトベラ(子ども時代)らしい、私たちのお気に入りの、大切な一枚です。
『キニティウから巣立つ子どもたちを支えるキニティウファミリーになろう!2025』のキャンペーンは11月30日までです。
https://syncable.biz/campaign/9106
みなさまのご協力・応援をどうかよろしくお願いいたします。
← Back to all activity reports


