タンザニア学校建設が始まった経緯とは?
2025/9/2 21:10

こんにちは!コンフロントワールドのわたさんです。
この度タンザニアの小学校に衛生的なキッチンを作るクラウドファンディングが始まりました!なぜキッチンなのか?については、キャンペーン本文を見ていただけると嬉しいです。
https://syncable.biz/campaign/8441
私はタンザニア事業の責任者として、今回のプロジェクトを成功まで導けるようにみんなで力を合わせて精一杯頑張ります!
本日はキャンペーン本文では伝えきれなかったタンザニア学校建設が始まった経緯をご説明できたたらと思います!
タンザニア学校建設が始まった経緯とは?
まず本プロジェクトの舞台は、タンザニアのモザンピークとの国境近く「マサシ県」という農村部です。
私も実際に行ったのですが、ダルエスサラームという都市からバスで10時間です。
ちなみにトイレ休憩は10時間で2回しかないのと、休憩時間が短すぎて乗り遅れる可能性があるので、注意です(笑)
プロジェクトが始まったきっかけは、コンフロントワールドの元メンバーがマサシ県でJICAの海外青年協力隊として小学校で先生をしていた時に、当時タンザニア人の先生として働いていたプロジェクトさんとの出会いでした。
プロジェクトさんは公立高校の教育の質の低さに危機感を感じられていました。
例えば
生徒数に対して教員、机、椅子、教室、教科書等が不足している
教師が時間になっても教室にこない
教師が十分に教科を理解していない
教師が教室に来ても教科書を黒板に丸写しだけしかしない
モチベーションのある教師が少ない
家族の教育の重要性に対する理解が少ない などなど。
その中でも特に感じられていたのは「高校までの進学率の低さ」。
タンザニアでは高校までの進学率は5%前後と言われており、その原因の一つは英語です。
高校に合格するためには、英語でテスト受けて、合格しないといけないらしいのですが、
それのために英語教育が十分にされていません。
実際に私もタンザニアで訪れた公立学校では先生の中で約10名ほどから1名しか英語が話せない状態でした。
そこでプロジェクトさんは、質の高い教育を提供できる学校を自ら作り、進学できる子供達を増やしたいと考えておられ、それに賛同した元メンバーと学校建設を始動しました。
最初から一緒に行っていたわけではなく、プロジェクトさんは自ら借金をして教室1棟を建て、
その熱意や本気度に弊団体も共感して、教室の建設を進めるようになりました。
小学校の認定には、教室6棟、トイレ、図書室が必要になるのですが、現時点で全て建設が終了しており、現在120人の子供が通っています。
ですが、まだまだ整っていないところも多く、キッチンもその1つです。
私たちは本学校に通う子ども達をどんどん増やして、自分の人生を自分で決められる子どもをもっと増やしたいと思っています。
私たちはちゃんと子どもたちが卒業して、進学できる子供が増えてるかどうかまで見届けたいと思っています。
まだまだ質の高い教育の提供までは時間がかかると思いますが、
ぜひこの想いに賛同していただける方は、一緒に学校を作っていき、質の高い教育を提供していきませんか?
よろしくお願いいたします。
← Back to all activity reports