【職員紹介①】
2025/9/13 09:40

✨ご支援ありがとうございます✨
クラウドファンディングがスタートから13日目となりました。すでに 54名の方から603,681円(目標の40%) のご支援をいただきました。温かい応援の気持ちに、スタッフ一同心から感謝しております。
本日はミモザの家で働く職員の紹介をします!
自分を大切にしていいんだよ。そんな生き方をする大人もいるよと背中を見せれたらと思っています。
吉村直美
自立援助ホーム「ミモザの家」所属/個別指導員
◆自己紹介をお願いします
吉村直美です。「ミモザの家」の職員になり丸5年となりました。
大阪出身で好きな食べものはゴールドキウイ・アボカド・酵素玄米です!
◆この仕事に携わろうと思ったきっかけは?
実は私は子育てにとても悩んだ時期がありました。また子どもが勘当されて自宅では無い場所で一時期暮らしていたこともありました。人のお世話になりながら明るく前向きに生きてくれたのですが、一歩違えばどうなっていたのかと思ったこともあります。だから恩送りさせてもらおうと思ったのがきっかけです。
◆日々のエピソードや印象に残る瞬間は?
「自宅にいた頃は下校の時に「今日は晩御飯何を作ろうか…」と俯いて歩いていたのに、今は「今日の晩御飯は何かな…♪」とウキウキしている自分に気がつきました!」と、子どもが話してくれた事。何気ない文章でしょうが、私は胸と目が熱くなりました。
また、成人式の準備をホームでした事がありました。彼女のためだけにスタッフみんなが集まった日。何ヶ月も前から着付けを学んだホーム長。着物がくずれないように…。と緊張感もあり、髪のセットをしてくれる若手スタッフ。がやがや大騒ぎの中仕上がるのを待っていたその子が私たちスタッフを眺めて、幼ない子のような口調でぽつり「お母さんがいっぱいや…」
今思い出しても涙が出ます。
https://note.com/naranokai/n/n7d9f659e6762
◆職業や役割の前に、自分自身としてどうありたいと思いますか?
青少年の自己価値回復のプログラムに関わり長年講師をしてきた経験から、「自分のスキルがホームの子どもたちとの関わりに役立つならいいな」と思い、メンタルヘルスとして出来ることがあれば生かしています。
私は上手く子育てできなかった時期もあったし、自分が嫌いだった時期も長くありました。だからこそ自分を大切にする転換のポイントは何なのかを知る人として、年齢も立場も関係なく、1人の自立した意識の大人として「ありのまま」を大切にしています。感情がでたら、泣く事ができて…怒りをだせて…ワガママを言えて「良かったね」と吐き出すことで罪悪感や嫌な記憶を安心に変わっていく瞬間を大事にしています。私だけでなくスタッフ皆が見守る中で、家庭環境によりできなかったことが少しでもできる瞬間を大切にしています。くっついてくる子にも「嫌わないで」という心の声に大丈夫だよ、と温もりで伝わったら嬉しい。
自分を大切にしていいんだよ。そんな生き方をする大人もいるよと背中を見せれたらと思っています。
◆今回のクラファンの根本のテーマである「ここにいてもいいんだ」と感じられる居場所づくりで、特に大切にしていることがあればお聞かせください。
1人1人経験と心の傷は違えども、新しい環境にきて、今までに味わったことのない孤独や淋しさにそっと寄り添いたいと思ってきました。また年代的に大人と子どもの狭間特有のバランスの悪さが様々な形で現れても、「そうだよね〜。」と共に揺らぎながらも振り回されない強さをスタッフが共に手を繋いでいるような安心感があります。大人がまずお互いのありのままを認め合っています。だから子どもたちにしても関わりやすい人、甘えられる人、頼りになる人、本音を話せる人…と子どもたち自身がその時々に必要な人に頼れる環境がミモザの家の強みかな。(笑)
普段から「私はここに受け入れられている」と子どもたちに感じてもらうように心がけているし、先輩入居児が新しい子を迎える意識が優しい素敵な雰囲気をいつの間にか作ってくれています。
◆今回のクラファンに対する想いと支援してくださる方々に、一言メッセージをお願いします。
今年の夏にエアコンが3台も買い換えになり、びっくりしました。また、やっと、やっと車が導入されます。何年もかけて、整っていく環境。子どもたちの支援という目に見えないことの中で環境整備はわかりやすい一面があります。ご理解と応援があれば現場としては本当にありがたい限りです。
支援してくださる皆様へ
応援や支援してくださる皆様、本当にありがとうございます。
社会みんなで子どもたちを育む最前線の私達の存在を知るだけでなく、応援していただけることは、私達の活動の大きな支えとなっています!
それこそがこどもまんなか、なのかなと思うようになりました。
やむなく大変な家庭事情になることは、誰もそうなりたくてなったわけではなく。誰にも助けてと言えない大人になってしまったのは皆同じかもしれません。
おっきな目でみると、私達は大きな家族ともいえる人間と言う関係。
子どもたちを支える手や心がますます増えるようにどうぞ助けてください。今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
← Back to all activity reports