宮澤山蓬莱院 副住職 坐禅講師 鈴木乾道さんから応援メッセージいただきました!
2025/8/19 18:02

私と「結び手」代表の福岡さんは、元同じバンドのメンバーであり、多感な時期に音楽に情熱をぶつけ合った男臭い間柄です。
彼と共にステージに立った想い出は荒々しくも、今でも昨日の事のように瑞々しく、私を支え続けてくれています。
私がバックパッカーにアジアへ旅ったその後、彼は南米に旅立ちました。まだ知らないものを知りたい、美しいもの、醜いもの、世界をこの全身で感じたい、そして誰かの力になりたい、お互いそんなビジョンを夢見ていたのかもしれません。
そんな、どこか共通した文脈を持つ彼が、遥かインドの地で、力を貸して欲しいと叫んでいます。
彼が支援している場所ビハール州ブッダガヤは、お釈迦様が長年の修行の末に悟りを開かれた聖地であり、仏教僧侶である私や全ての仏教徒にとって憧れの場所であるのは言うまでもありません。
そんな場所に根ざし生きる人々が、世界から見放され続け、更に今回の災害によって、明日生きる術さえ失いつつある状況なのは悲しむべき事です。
2023年の夏、私が初めてブッダガヤを訪れた時、そこにいる子供たちの眼差しに、深く胸を打たれました。
彼らは子供よりも子供らしく、異邦人である私に対し好奇心を剥き出しにして、まるで新しい遊び相手が出来たかのように近づき、笑顔で迎えてくれました。
その瞬間から、私にとって彼らは遥か遠くに暮らす異国の人々ではなく、私と同じように幸せな日々を求める隣人として感じるようになりました。
これだけITが発達し、物に溢れた現代において、今なお貧困に苦しむ人々が存在し、そこから脱出する機会すらないのは恥ずべき事です。
全ての貧困をなくす事は容易ではなくとも、その一歩は簡単に踏み出す事が出来ます。
国際社会の一員として、こんな私でもほんの少し力になれるのなら…そんな気持ちで「結び手」の活動を支援しています。
宮澤山蓬莱院 副住職 坐禅講師 鈴木乾道さま
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10家族50人への支援
¥50,000
10家族分50人への食料、家の補強資材の支援です。
写真は今年洪水被害があった村で新しく建てられた家の様子を代表理事福岡が撮影したものです。
セメントが入っている袋などをかき集めて作られています。