日本セラプレイ協会

私たちはこんな活動をしています。主に・・・
◎発達に困難を抱えた子どもとその親や、不登校の子どもとその家族など、困っている子どもや家族に対する支援活動。
◎親がいない子どもや、親がいても親に頼れない子どもへの自立を促す支援。
その他には・・・
◎親子の関係性改善および修復を目的にした心理療法・教育方法「セラプレイ」のセラピスト養成講座や、教育・福祉・保育・医療・保健など、親子に関わる専門家対象に研修会の開催。
◎セラプレイに関する書籍発行、研究協力、翻訳等。

「せっかく健康な体に産んでもらったのに、こんな体にしてしまった。親に会って謝りたい。」
日本セラプレイ協会が養護施設で支援活動を行っているときに出会った子がいます。
片親に大切に育てられました。しかし、育てていくのが経済的に難しくなり、親は自ら養護施設に足を運び、彼を施設に託しました。
仲間とともに施設で育ち、施設を出た後は必死に自立のために頑張ってきました。
日本セラプレイ協会のメンバーもそんな彼をサポートしながら、自立への道を見守ってきました。
一人で生活するために頑張ってきた彼ですが、ウイルスに感染しその感染によって髄膜炎を発症してしまいました。
仕事もできず収入がない中で、少なくとも髄膜炎の治療のためには最低４ケ月の入院が必要です。今は発熱などの症状と闘いながら、回復に向けて治療を続けています。
その後も感染したウイルスの活動を抑えるために、治療を続けていく必要があります。
そんな中、彼が言ったのが冒頭の言葉です。
健康に生んでもらって、大切に育ててもらったのに、病気になって不健康な体になってしまったことを、謝りたいと言います。
これからも続く治療に立ち向かう気力を、私達に応援させて下さい。
皆様のご協力をお願いいたします。

遊びでつながった子どもの命を守り続けたい

病院内での３週間の冷蔵庫費用（電気代）になります。

寝巻きとタオル代　1日260円　11日分

私達が会いに行くための高速料金は9200円⋯

＜協会の目標＞
当協会は、環境による関係性構築の困難さが加速する今の日本で、言葉にならない声に耳を傾け、社会の中でともに生きる同じ人間として支えあえる支援を形にして行く事を目指しています。
＜活動＞
支援の溝にいる助けを求められないところに目を向け、私たちの活動でつながった親に頼ることのできない子どもへの自立支援、親子の子育て支援をしています。子どもや家族を取り巻く社会・学校や地域との連携が少しずつ始まっています。協会が存続していくことができるようみなさまのご理解とご支援をお願いいたします。

親元で育っていないということはどういうことなのか⋯何が当たり前なのか⋯彼らが幼い頃から関わりを持たせてもらっている私達は、彼らのことを心から大切に思っているが、他人でしかない。困った時に、連絡が来て、一人でいられない時に迎えに行き、一緒に涙し、怒鳴り散らしたりしながら一緒に歩んできた。腹立たしいときも、苦しいときも、嬉しいときも⋯ただ、他人なのだ。「家族」という言葉を人生の中であまり耳にしていない彼は、この病気になって何度となく初めて会った人に「ご家族は？」と聞かれている。どんな思いをしているのだろうか。家族がいないという現実を今までも何度となく突きつけられてきたことだろう。「3人に一人は死ぬ病気ですよ」と言われ、何を考えただろうか。生きていることが素晴らしいと、言えることを私達がしてあげられるのだろうか。数々の苦しい瞬間を乗り越えてきた彼から出てくる言葉は、人の心を動かす。そんな彼との会話を、応援しながら紡いでいきたいと思う。

遊びでつながった子どもの命を守り続けたい

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