29年前に息子に背負わせてしまった荷物を下ろしてあげたい
2019/11/30 11:09
私自身は患者の父親で、長男が7歳(小学校2年生)のときに1型糖尿病を発症しました。
当時は1型糖尿病と2型糖尿病の違いなどの社会的な認識もほとんど無く、学校や社会からの無理解、偏見に苦しめられたことを覚えています。
病気の宣告から我が家の雰囲気は一変し、妻は絶望感に耐えながらもまだ小さかった息子のインスリン補充の生活全てを支え、私はこの疾患の本質を理解しようと、素人ながら多くの専門医を訪ねて情報収集をしました。
そのような中で少しずつ病気の本質を知るにつれて、私自身この病気の根治への可能性を信じられるようになり、根治実現に向けて、研究を行っていただいている研究者の方々を支援するために、仲間たちと「1型糖尿病研究基金」を立ち上げました。
来年2020年は私たちの創立25周年、そして1型糖尿病根絶(=治療+根治+予防)を目指した「1型糖尿病研究基金」の創設15周年という大きな節目の年になります。
私自身もこの団体の代表として関わり20年余りが経ち、いよいよ根治の目標として掲げた2025年まであと5年という時期になります。
そのゴール(夢)の成就にはさらにもう一歩大きな飛躍を果たさない限り、決して到達できないと思っており、皆様からのご支援とご期待をいただきながら、力いっぱい挑戦をしてまいります。
是非、多くの方々に私たちの活動をご理解いただき、この継続的にご支援いただく「マンスリーサポーター」へご参加・ご協力をお願い申し上げます。
理事長 井上龍夫
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