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ぴっかりカフェ10周年!『校内居場所カフェ』を支え続けるマンスリーサポーターを大募集!

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応援メッセージをご紹介します!(パノラマ 校内居場所カフェスタッフ 裵 潤哲さん)

2025/1/6 13:04

応援メッセージをご紹介します!(パノラマ 校内居場所カフェスタッフ 裵 潤哲さん) Main Visual

明けましておめでとうございます。色々とやるせないことが多いですが、足元の自分たちの活動を大切に一歩ずつ歩んでいこうと思っております。本年も何卒よろしくお願いいたします!

寄付キャンペーン 新年1発目は、パノラマのぴっかりカフェ・BORDER CAFEでスタッフをしている裵 潤哲(ぺー ゆんちょる)さんの、応援コメントのご紹介です。裵さんは、大学院博士課程の研究の傍ら、パノラマの活動に参画しています。2年強、高校生に関わり続けた裵さんの、”気づいてしまった””見えてしまった”高校生の様子や背景、だからこそそこに存在している・存在しなければならない、”校内居場所カフェ”の意義も込めて、書いてくれました。ご覧ください。

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キーンコーンカーンコーン…と、チャイムが鳴る。放課後、ぴっかりカフェが開店する合図だ。一番乗りの生徒がコップに名前を書きはじめると同時に、続々と生徒がやってくる。コップを持った生徒たちがカウンターに集まると、スタッフは各々の好きなジュースの希望を聞き「○○って漢字でどう書くの?」と、コップに貼られた名前のテープを見てコミュニケーションを取りながら、ジュースを注ぐ。スピーカーから音楽を流して楽しんだり、カフェに置いてあるボードゲームで遊んだり、死角になる場所でお喋りしたり、マンガを読んで過ごしたりと、カフェでの生徒たちの過ごし方はとても多様だ。

最近では、カウンターの横ではじまったマスターのウクレレ教室が大盛況だ。「むずかしいよ~」と言いながら、マスターの歌に合わせて慣れない手つきでウクレレを弾く生徒の姿は、かけがえのないものだ。また、カフェでは季節ごとにさまざまな催しが行われる。初夏の梅シロップ作り、夏の浴衣パーティー、秋のハロウィン、冬のクリスマスパーティーなど、毎年生徒たちは心待ちにしている。このように、生徒たちにとってさまざまな初体験を生み出すことは、カフェのコンセプトの一つである「文化資本」のシェアにつながる。

カフェでは「あのさ~」「聞いて!」「この前の話なんだけど」といった生徒たちの声がよく聞こえてくる。話の内容は今日あった学校での出来事や友達の話、恋愛話など、日常的な話題だけでなく、バイトや進路、家庭での話など、さまざまだ。こうした会話の機会は、カウンターでジュースを注ぐ時だけでなく、ボランティアさんが毎回作る味噌汁を飲んでいたり、ボードゲームをしている最中などに生まれる。先生でも保護者でもない、多様なカフェのスタッフたちだからこそ話せる内容が多々ある。このように生徒と「信頼貯金」を作り、微弱なSOSをキャッチすることで、「支援」がはじまる。ケースによっては個別相談の「どろっぴん」で、じっくり話を聞くことも多々ある。

そして夕暮れ、スピーカーから「蛍の光」が流れる。カフェの閉店を告げるメロディだ。「えーっ、もう終わり?!」「ちょっと延長して!」といった終了を惜しむ声は日常茶飯事で、この声が持つ意味は多層的だと感じる。それは、楽しい瞬間が終わる寂しさからだけでなく、家計を支えるためのバイトに向かうことや、「安心・安全」を感じづらい場所に帰らざるを得ないことへの抵抗にも聞こえる。「来週もカフェある?」「また来るね」という声とともに、カフェの1日が終了する。

私はパノラマのカフェスタッフとして働き始めて、3年目になる。約10年前に、カフェのない神奈川県の「課題集中校」を卒業した経験から、校内居場所カフェへの興味を持ち「こんな取り組みが他のしんどい学校にもたくさんあれば」と思わずにはいられず、すぐにパノラマとコンタクトを取った。そこから働き始めて、想像以上に生徒のしんどい背景が際立ち、可視化されていることに、驚愕せざるを得なかったのが、率直な感想だ。そしてこのパノラマの校内居場所カフェの活動が民間の助成金に基づくもので、不安定な基盤の上になんとか成り立っていることにも、衝撃を受けた。

「課題集中校」は学力や成績を媒介として、構造的にしんどい背景を抱えた家庭の生徒たちを集めやすい学校である。だからこそ、そうした生徒たちを支援につなげられる最後の教育機関である高校での居場所カフェは欠かせない。そして居場所カフェの灯を全国に広げるためにも、「校内居場所カフェ全国ネットワーク」設立準備委員会が発足した。パノラマ、ひいては全国の校内居場所カフェの活動を今後も続けていくためにも、活動を一緒に応援してください。

パノラマ 学校連携スタッフ 裵 潤哲


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