マンスリーサポーター募集キャンペーン終了まで、残り22日、約3週間となりました。パノラマのカフェにも何度もいらしていただいている、上智大学の澤田先生より応援メッセージをいただきましたので、ご紹介いたします。

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校内居場所カフェは、数年前に詳細な紹介書籍『学校に居場所カフェをつくろう! ─生きづらさを抱える高校生への寄り添い型支援』（明石出版、2019年）が出版され、翌年には『令和2年版厚生労働白書』にも取り上げられるなどして認知度が飛躍的に高まり、今やその意義は広く理解されるようになったと言えます。

この種の事業の関東圏におけるの草分け的存在である「ぴっかりカフェ」（神奈川県立田奈高校）が10周年を迎え、全国ネットワークまで立ち上げられたと聞くと、これらを牽引するパノラマの活動は一見順風満帆に見えるのかもしれません。しかし、それはこの団体のみなさんがあの手この手で公的助成金を含む資金獲得に腐心されてきたからにほかなりません。その助成金も、自治体の財政難を考えると、決して安定的なものではありえません。

とすれば、私たちが一市民として、たとえごく少しずつであっても、この団体を経済的に支援することの社会的意義はきわめて大きいと言えるでしょう。私たち一人ひとりの寄付が、学校における子ども・若者たちのウェルビーイング（人間としてのよい状態＝幸福）を支えることに確実につながるからです。みなさんとご一緒に応援できればと思います。

上智大学総合人間科学部教授　澤田稔