ピースウィンズ・ジャパン

認定NPO法人ピースウィンズ ・ジャパンは、日本に本部を置き、国内外で自然災害、あるいは紛争や貧困など人為的な要因による人道危機や生活の危機にさらされた人びとを支援する国際協力NGOです。これまで世界38の国と地域で活動してきました。日本国内での社会問題の解決を目的とした活動にも力を入れており、地域活性化や犬や猫の殺処分ゼロを目指した動物の保護・譲渡活動などに取り組んでいます。
医療を軸とした災害緊急支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"」を運営し、国内外の災害被災地で支援活動を行っています。

食糧危機に立ち向かう、アフガニスタンの家族の挑戦

3000円コース

5000円コース

10000円コース

国内外で自然災害、あるいは紛争や貧困など人為的な要因による人道危機や生活の危機にさらされた人びとを支援する日本発の国際協力NGOで、大西健丞により1996年に設立されました。これまでに世界38の国と地域で活動してきました。また、緊急災害支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団」の運営や地域活性化、犬や猫の殺処分ゼロを目指した動物の保護・譲渡活動など、社会課題の最前線で解決に全力を尽くすソーシャルプラットフォームとして挑戦を続けています。

ピースウィンズが実施する支援活動の1つである養鶏には清潔な環境と、温度、湿度、そして栄養状態を最適に保つことが欠かせません。そのため、日頃から鶏の様子を観察し、平常時と異なる行動がないかを見極めることが大切です。<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/37836842-5395-4002-a5ae-55003cb78ecf.jpg">参加者をサポートする現地提携団体の日々の取り組みについて、スタッフのムラド カーン氏が話してくれました。「鶏を配付した後、私たちの活動は繁忙期を迎えています。参加者の居住地が郡内の広範囲に分散しているため、遠距離移動になりますが、各世帯を訪問して鶏の状態を観察しています。これには、鶏の健康状態、参加者による鶏の管理方法の観察、適切なケアと鶏小屋のメンテナンスに関するアドバイスの提供が含まれます。このプロセスは大変時間がかかりますが、参加者の取り組みが成果を上げ、養鶏から収益をあげるようになるためには必要不可欠です。<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/82766de6-5506-41b8-b9c7-4e91c9de9a22.jpg">過去 １ヶ月間は非常に忙しい月でしたが、私はこの仕事をとても楽しんでいます。村人と交流し、彼らからフィードバックを聞くことで、この取り組みの意義と人々の生活に与える影響をあらためて確認しています。参加者の人々と話していると、彼らの喜びと感謝の気持ちがひしひしと伝わり、私自身、とても幸せを感じ、エネルギーが湧いてきます。」<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/f9618eff-1dc8-476e-9160-3f578c8d2c63.jpg">ピースウィンズのスタッフとともに現地提携団体スタッフが情熱をもってサポートする、この住民主体の取り組みが、人々に希望と夢をもたらしています。「アフガニスタンで食糧危機に立ち向かう、家族の挑戦」を応援するクラウドファンディングも、いよいよ終了まで残りあと4日となりました。この希望の灯が消えることのないよう、どうぞ皆様のお力添えをいただきますよう、最後までよろしくお願いいたします。

スタッフの奮闘

ピースウィンズが実施する本支援事業―食糧用現金給付と養鶏支援―の参加者の中には、テントで暮らしている人が少なからずいます。参加者のマジガリさんも、４人の娘たちと長い間、テント暮らしを続けています。彼女の家族は、以前、パキスタンに避難していましたが、彼女の夫が亡くなった後、娘たちを連れてパキスタンから帰還しました。ほとんど着の身着のまま母国に帰ってきたマジガリさん家族のために、彼女の叔父が、テントハウス設営のための土地を提供しました。<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/8909cfa2-bcfd-4c8e-835a-61b59a1a917c.jpg">マジガリさんは腎臓病を患っているため、彼女の一人息子は、家計を助けるために、パキスタンに残って日雇い労働をしながら、彼女に送金をしています。しかし、彼もまた、劣悪な環境下での過酷な労働のために体を壊し、病気になってしまいました。そのため、マジガリさんは、先のことを考えて大変不安な日々を過ごしていました。彼女がこの事業に参加すると、彼女の叔父をはじめ、親せきの人たちが鶏小屋の建設の手伝いをしてくれました。鶏小屋はガイドラインと品質基準に従って建設しているので、彼女たちが住んでいるテントハウスよりも大変立派なものになりました。<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/6f1c1b2c-270f-4686-b539-9d235c1bee01.jpg">鶏小屋の建設は、犬や猫などの捕食動物や、猛暑や大雨などの環境問題から鶏を守るために不可欠です。しかし、それと同時に、今後、鶏が彼女の家族の収入源となるため、何よりも優先して、鶏小屋の建設に取り組みました。彼女は、いつか、養鶏で収入を得られるようになったら、貯金をして、マイホームを建てることが夢だそうです。<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/ec2fc5ef-a42f-4587-a3b0-7f8497d3b8f3.jpg">住民主体のこの取り組みが、テントハウスに夢と希望の灯をともしました。この希望の灯が消えることのないように、どうぞ皆様のお力添えをいただきますよう、引き続きよろしくお願いいたします。

テントハウスに灯る夢

ピースウィンズが取り組んでいる支援対象地のナンガルハル州は山岳地帯で、1年を通して、寒暖の差が激しく、11月から本格的な厳しい冬に入っています。冬の間は、度重なる積雪や道路の凍結のために、村は外部から閉ざされがちになります。その間の人々の暮らしぶり、主に暖房やお風呂事情について、参加者からお話を聞きました。【参加者ファウズ・カーンさん】「私の家では、村内にある近くのポンプから水をくみ上げ、空の容器に貯めて、飲料水や調理、入浴（シャワー）、その他の日常の用途に使用します。寒さが厳しい冬の間も、容器に入れた冷たい水でシャワーをします。晴れた日には、容器ごと直射日光に当てて、水が少し温まるのを待ちます。<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/c9d13e53-b239-4dce-b404-a1af7ff0962d.jpg">調理には薪が不可欠で、主に家族の中の女性や子どもたちが、近くの農業地帯から薪を集めに行きます。また、動物の糞も調理燃料として使います。薪は限られた資源のため、家の中を暖めるために用いることはできません。そのため、冬の間、家の中でも、私たち家族は寒さに震え、身を寄せながら過ごしています。<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/659e272d-8b37-4924-87aa-1d271b0e4a05.jpg">子どもたちは、冬の間も、夏用の薄い服を着て、裸足で過ごしています。冬用の温かい服を持っていないのです。今、子どもたちは、喜んで養鶏のお手伝いをしています。養鶏で収益を得られたら、子どもたちに暖かい服を買ってあげたいと思っています。」ファウズさんが参加する、住民全体のこの取り組みが、人々の希望の灯になっています。この灯が消えることのないように、どうぞ皆様のお力添えをいただきますよう、引き続きよろしくお願いいたします。

冬の訪れと人々の暮らし

<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/aaca5213-cc2b-4d68-9744-a36bcb10f79e.jpg"><h6>経済状況の改善がなかなか進まないアフガニスタンでは、失業などで生活苦に喘ぐ人たちが大勢いらっしゃいます。</h6><h6></h6><h6>このプロジェクトは、女性や障がい者や高齢者などの脆弱世帯に向けて緊急食糧支援を行うほか、それらの家族が将来的に自立できるよう養鶏研修を並行して行い、継続的に食糧生産活動が行えるような配慮がなされています。</h6><h6></h6><h6>支援を必要とする人がいる限り、中立な立場からの人道支援は不可欠です。私はこのクラウドファンディングを通したアフガニスタンへの支援活動を応援しています。</h6><h6></h6><h6></h6><h6>～プロフィール</h6><h6>青木健太（あおき けんた）</h6><h6>1979年東京生まれ。中東調査会研究主幹。上智大学卒業。英ブラッドフォード大学平和学修士課程修了（平和学修士）。専門は現代アフガニスタン・イラン政治。著書に、『タリバン台頭』（岩波書店、2022年）、『アフガニスタンの素顔』（光文社、2023年）、他。</h6>

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