Story
活動の背景
アフガニスタンでは長年にわたる紛争やテロで多くの民間人が犠牲になり、干ばつや洪水など大規模な自然災害にも相次いで見舞われ、社会も人々も疲弊しています。
2021年8月にイスラム主義勢力タリバンが実権を握って以降、経済状況がより一層悪化し、諸外国や国際機関からの援助が著しく減少する中、食料不足が深刻化しています。
国際機関の2024年報告では、食糧分野で1,580万人が困窮状態で支援を必要とし、うち400万人が極度の栄養失調に陥り、その80%は5歳未満の子どもです。飢餓が増え、子どもたちも命を落としています。
私たちの取り組み
ピースウィンズは現在、この深刻な食糧危機に対応するため、支援ニーズが拡大しているナンガルハル県の複数郡で現地提携団体と協力して支援活動を行っています。
紛争や気候変動、経済悪化の影響を直に受け、これらの地域では多くの住民が十分な食料を得ることができていません。
「自分が空腹であることよりも、自分の子どもたちに十分食べさせてあげられないことが何よりも辛い」と涙ながらに語ってくれた住民の方もいました。
私たちは、中でも最も経済的困窮に陥りやすく、より生命の危険に脅かされる女性世帯主、障がい者や高齢者のいる脆弱世帯を優先に、食糧購入用の現金給付を行っています。
また、同じ脆弱世帯が長期的に食糧危機に立ち向かえるよう、養鶏研修を並行して行い、コミュニティ内で継続的に食糧生産活動が行えるよう、そのための体制づくりも進めています。
養鶏はアフガニスタンでも長年庶民の間で慣れ親しまれている畜産の1つで、主に自宅の敷地内で行えるため、女性も含め住民が営みやすい生計活動です。
厳しい状況に置かれた家族が食糧用現金給付で危機的な緊急事態を乗り切り、養鶏などの食糧生産活動を通じて長期的な栄養改善や生計改善につながるようサポートするため、このキャンペーンに挑戦します!
キャンペーン期間:2024年11月1日~12月15日
目標額:100万円!
皆さまのご支援は、以下の用途に使わせていただきます。
●緊急の食糧支援
●養鶏に関わる費用(鶏、餌、ワクチンなど)
●運営に必要な交通費、通信費、事務所経費 など
この事業に参加している女性たちは、「子どもたちの朝食に卵を出してあげたい」、「卵を売って得た収入で、断食明けの祝祭時に家族の服を新調してあげたい」というささやかな夢を語ってくれました。
困難な状況にある家族が現金給付で危機的な緊急事態を乗り切りながら、自ら養鶏を担い、育てた鶏から家族の食料を確保し、収入を得る、この希望ある家族の挑戦をぜひとも応援してください!
【税制上の優遇措置について】
本ご寄付はSyncableからピースウィンズ・ジャパンへの入金のタイミングから2025年度確定申告でのご利用となります(下記詳細)。
特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンは広島県により認定された「認定NPO法人」です。ピースウィンズ・ジャパンへの寄付は、寄付金控除の対象となります。
寄付をされた方のうち希望者のみに、後日「寄付金受領証明証(領収書)」を送付致します。
- 寄付金受領証明証(領収書)名義:ご寄付時に記載いただく「寄付者情報:氏名」 を宛名として作成します。
- 寄付金受領証明証(領収書)発送先:ご寄付時に記載いただく「寄付者情報:住所」にお送りします。
- 寄付の受領日(領収日):Syncableからピースウィンズ・ジャパンに入金された日となります。(2025年1月25日から月末までを予定)
- 寄付金受領証明証(領収書)の発送:2025年3月頃を予定しております。
※控除額等の兼ね合いから「3,000円」以上のご寄付から寄付金受領証明証を発行いたします。
※ピースウィンズ・ジャパンへの寄付金など取扱規程は下記をご参照ください。