世界の水問題の状況
2024/7/4 09:00
SDGs(持続可能な開発目標)では、 2030年までに世界が達成すべき目標の一つとして、すべての人が安全で安価な飲み水を入手できることが掲げられています。
私たちが生きるために、なくてはならない飲み水。
下のグラフは、世界の人々がどのような水を使っているのかを示したグラフです。
引用:https://www.unicef.or.jp/about_unicef/about_act01_03_water.html
全世界の約9割の人々は、基本的な飲み水を利用できる一方で、1割の人々は水を汲むために30分以上かけていたり、汚染された水源を利用して生活しています。汚染された水は、動物の糞尿やウイルス、菌が混じっているため、そのまま飲むには危険です。
不衛生な水が原因で5歳を迎える前に命を落とす子どもは毎日700人にものぼります。トイレや手洗いの設備が身近にない状況も大きな課題です。下水道設備が整っていないことや、石けんを使った手洗いができないことで、不衛生な環境の中、病気や下痢症によって亡くなる人もいます。特に、抵抗力の弱い子どもにとって、この問題は深刻です。
引用:https://www.worldvision.jp/children/join_24.html#d0e9d87eb78fa54e47cd213ca7606442
コンフロントワールドでは、基礎的飲用水の普及率が低いアフリカにあるウガンダ農村部で、貯水タンクを建設し水問題の改善に取り組んでいます。
この貯水タンクが出来ることにより、200人の人に水が届けられると言われております。
また実際に建設した学校では、学校に行ける子どもが20-70人ほど増えたそうです!
今までは水くみに行かないといけなかったので学校に行けなかった。
そんな地域で、学校を【水のインフラ】にすることにより、学校に行ける子どもが増えました!
■用語
・安全に管理された飲み水(Safely managed):
自宅にあり、必要な時に入手でき、排泄物や化学物質によって汚染されていない、改善された水源から得られる飲み水。
・基本的な飲み水(供給サービス)(Basic):
自宅から往復30分以内(待ち時間も含めて)で水を汲んでくることができる、改善された水源から得られる飲み水。
・限定的な飲み水(供給サービス)(Limited):
自宅から往復30分よりも長い時間(待ち時間も含めて)をかけて水を汲んでくることができる、改善された水源から得られる飲み水。
・改善された水源(Improved):
外部からの汚染、特に人や動物の排泄物から十分に保護される構造を備えている水源。例えば、水道、管井戸、保護された掘削井戸、保護された泉、あるいは、雨水や梱包されて配達される水など。
・改善されていない水源(Unimproved):
外部からの汚染、特に人や動物の排泄物から十分に保護される構造を備えていない水源。例えば、保護されていない井戸、保護されていない泉、地表水など。
・地表水(Surface water):
川、ダム、湖、池、小川、運河、灌漑用運河といった水源から直接得られる水
引用:https://www.unicef.or.jp/about_unicef/about_act01_03_water.html
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