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活動報告#7 Dさんの発表と感想

2024/8/31 16:14

活動報告#7 Dさんの発表と感想 Main Visual

中学受験の2日前に白血病と診断

私は中学受験の2日前に病気を告知されました。当時の目標は、行きたい学校に合格することでしたが、背中と腰の強い痛みや貧血にもかかわらず、受験が終わるまで我慢していました。しかし、白血病と告げられ、長期入院が決まった瞬間、すべてを諦めかけました。そんな中、医師から受験するかどうか問われ、私は「絶対に後悔したくない」との思いで受験を選択しました。医師の柔軟な判断や受験校の配慮のおかげで、無事に奨学生として合格することができました。

その後の治療は厳しかったですが、「退院したら目指していた学校に通える」という希望が支えとなりました。また、病気によって過去の自分のイメージが崩れることが怖かったのですが、新しい環境で自分を素直に受け入れる決心をし、病名を含めすべてを周囲に伝えることを決断しました。

中学卒業時には、全校生徒の前で闘病体験を発表し、寛解したことや友人や先生たちへの感謝を伝えました。友人たちが私のために泣いてくれた姿を見て、病気を隠さずに伝えて良かったと心から思いました。

将来は小児血液内科医になりたい

今の私があるのは、受験という選択肢を与えてくれた医師や両親、そして学校の先生のおかげです。自分で選択すること、そして選択肢を広げることの重要性を学びました。どんなに困難な状況でも、諦めずに道を模索することで、新たな選択肢が生まれ、より良い未来が見えてくることを実感しました。

また、闘病生活を通じて、人間関係の大切さにも気づきました。辛いことも多かったですが、人間関係がその問題を解決してくれたのです。人間関係は時に困難ですが、それが私を支えてくれた偉大なものでした。

将来は小児血液内科医となり、同じような病気と闘う子供たちを支えたいと考えています。

スピーチ発表を終えてみて

――今後、どんなところでご自身の経験をお話してみたいですか。

D:ここで活動して約2年になるのですが、一番やりたかったことは、支援企業と一緒に支援活動を行うことです。いつも一緒に行きたいと思っていました。そのため、一度お願いしてみようかと考えています!

また、もう一度海外交流もしてみたいです。そして、高校や大学、中学校などで新しい雰囲気を感じながらお話することもやってみたいです。さらに、こども家庭庁のような子ども関連の活動も再度行いたいというのが、私の大きな目標です。


プロジェクト担当:加藤・砂川


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