エディターの高倉です。

前回のキャンペーンからおよそ半年がたち、日本のファクトチェックを取り巻く状況も少し変化がありました。

一番大きな変化は、X（旧Twitter）の日本語コミュニティノート導入でした。コミュニティノートは背景情報を追加するものなので必ずしもすべてがファクトチェックの機能を持つものではないですが、情報の訂正に役立っているものもかなりあります。

私も8月になって作成権限を取得したので、書けそうなものにはノートを追加しています。ノートが表示ステータスに移行すると、投稿をリポスト、いいねしたユーザーには通知が行くシステムになっているのも情報訂正に役立つ仕組みなのではないでしょうか。

ただし、ノートの表示数を見てみるとある程度拡散が終わったポストに関してはノートの表示数は元のポストの表示数の5％程度に留まることがあり、これはノートが拡散を抑止したと見ることもできるでしょうし、同時に既にこの情報に触れたけれどもノートは見なかった人に訂正情報を届けるためにはファクトチェック記事を書く意義はあるなと考えます。

ノートの評価は誰でもできるので、ぜひ役に立つノートにはいい評価を、役に立たないノートには悪い評価をしていくとコミュニティノート全体の精度も上がるのではないかと思います。

このような最近の状況も鑑みつつ、みなさんにリトマスがあってよかったとおもっていただけるような記事を書いていきたいと思います。