令和2年6月から月に１回、日曜日の10時から14時で行っています。子ども食堂を始めるきっかけとなったのは貧しい家庭の女の子に出会ったことです。子どもの貧困といわれて久しく、子ども食堂の数が増えてその状況を見聞きしてきました。生活が苦しい家庭や一人暮らしの方は多くいることは分かりましたが、どこにいるのかよく分かりません。それをよく知っているのは家々を一人ずつ訪問する相談員さんのような方で、小さなフードパントリーを事業所内に設けて、必要な方がいれば食料を届けてもらうようにしています。

子ども食堂みんなでCookingには平均6-7名の子どもたちが来てくれています。低学年のお子さんが多いです。お料理には興味を持ち、材料をスーパーに買いに行って、これもみんな楽しんでいます。メニューは、私たちが子どもの頃、よく家庭で食べていた懐かしいものです。煮物や焼き魚、お浸しなど、色々と作り方の話をしています。そしてみんなで食べることが楽しいという感性を持ってもらいたいと思っています。孤食＝さみしいのではなく、孤食＝気が楽という人は多いと思います。一人でも生きていける社会ではありますが、人間関係や人との関わりを楽しいと思い大人になって、どんなときにも力を貸せる、借りられる人になって欲しいです。今後はコミュ二ティ食堂のような存在になればと思っています。また必要な方が来るのを待つのではなく、出張子ども食堂のような形態も考えています。