情報ステーションの選書雑感
2023/3/15 08:24
3月11日の水戸南図書館でのボランティアの活動では、図書館に寄贈された本を情報ステーションの蔵書として「登録」し、同じ館の棚に設置する「排架」をしました。みなさん楽しそうに活動していますが、登録した本は地域の方に寄贈いただいた本ですから、テーマ無しジャンル無し、何でもアリのバラバラ状態です。その中から各人がうまく「つながり」を見つけて、棚に配置していきます。
そんな話を聴いていたら、以前の図書館開設と古本市で考えたことを思い出しました…
●プロにはできない「バラバラ」
2017年3月11日、情報ステーションM老人ホームの300冊本棚設置に同行。運び込んだ本を手際よく並べてきれいな仕上がり。300冊って本棚2個分ぐらいなんですね。
今回は「江戸情緒&武蔵野の雰囲気」ってテーマ。でも何か…。バラバラなんだよね。何についてバラバラなのか、それが良くわからないけど。
2017年3月12日、本のフェスで日本出版クラブへ。一箱古本市でした。これもみなさん素敵な品揃え。でも、やっぱりバラバラ感。そう、そして何かレベルが低いような…。
「かもめブックス」や「神楽坂物語」のプロの本棚とはやはり違う。(当たり前。)
いや、待てよ。プロはプロで何か似通ってる。想定内の気持ち良さなんだよな。「レベル感」と「テーマ感」での統一が存在するんだよね、これって「限界」じゃないの?
情報ステーションや一箱古本市には「限界」がないんだよね。
だから「バラバラ」なんだ。想定外の可能性が満ち満ちてるんだ。
昔の古書店の匂い。(新刊書店でも船橋のときわ書房には感じる。)思想的なシバリみたいなものを平然と踏み越えてる。
良い意味の知性の欠如。「ふつう」の知性的な人は嫌いだろうな。私は何か好きだけど。(ひ)
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