happiness ボランティアスタッフの声📚
2023/3/25 17:03
こんにちは!
ついにクラファン終了まで残り7日となりました🌼ここまで応援してくださったみなさん本当にありがとうございます🌿
現在目標金額の65%、約162万円のご寄付が集まっております。子どもの居場所や少女たちをとりまく状況をあまり知らなかった、という方々にも関心を持っていただけているようで大変ありがたいです。今いただいている金額で家賃と少女一人分の生活を1年分賄うことができますが、緊急時の受け入れ対応や高額医療の負担、少女をサポートしてくださる専門家の皆さんにお支払いする謝金を考慮するとまだまだ不安が残ります。
あと1週間。どうかご支援のほど、よろしくお願いします!!
さて、春は卒業シーズン🌸
happinessにボランティアスタッフとして関わってくれていたメンバーが就職を機に京都を離れることになりました。長い間子どもたちを真横で見守り、全力で関わってくれていた彼から、メッセージが届きましたので紹介します☺️3年半本当にありがとう!
------------------------
大学三回生の秋からハピネスに関わり始めて以来、三年半になります。
今回は僕がハピネスに関わり始めた経緯と実際の関わりを通して感じたことを書いていきます。「だれかのためになることがしたい」「子どもと関わる場を持ちたい」と考えている人の参考になれば幸いです。
僕がハピネスに関わるようになったきっかけは「研究のため」でした。
卒論で虐待を扱おうと勉強する中で、「論文ばっかり読んでても埒があかん」と、実際に「すごく困っている」子どもや家庭と関わりたいと思うようになりました。
当時の私は「子ども食堂」に「貧困家庭の子どもが行くところ」というイメージを持っており、正直行けばそういう子どもや家庭と関われるかな?くらいの認識でした。
実際に行ってみて感じたのは、「すごく困っている」子は少ない(少なくとも見えない)けれど、みんながみんな何かしら「困り事」を抱えており、それを何かしらの形で表現しているなということでした。例えば、自分の思い通りにならないとすぐに発狂する子がいたり、「ボケ・アホ・カス」といった暴言や暴力が出やすく人と仲良くしたいけどできない子がいたり、、。
関わり始めた当初は、「困り事」が何かもわからない上に、自分が何を言っても聞いてくれなかったり、子どもの輪の中に上手く混ざれなかったりと、「自分の関わり方が悪かったのかな」と帰り道に内省する日々を送っていました。
しかし、長い間関わるうちに少しずつそういった行動は減り、子どもの方から寄り添ってくれるようになりました。今思うと、子どもは「自分のために誰かが考えてくれたことや、してくれたこと」を敏感に感じ取っており、それが長い間関わっていく中で蓄積されていった結果として、そのような関係性を作ることができたのかなと思います。
このハピネスでの経験を通して、子どもが抱える「困り事」そのものは解決することはできなくても、長い間一緒に時間を過ごして関わり続けることによって、「困り事」からくる寂しさや苦しさや不安を少しでも軽減することができるのではないかと思うようになりました。このような経験から、私は子どもと長く時間を過ごすことができる教員を志望するようになりました。
この春から、京都から離れた長野という地で、高校教員として働き始めます。
側から見れば「得」のないボランティアを続けるのは、勇気も根気もいることです。しかし、そのような場で得られることは間違いなくかけがえのないものです。少しでも「だれかのためになることがしたい」「子どもと関わりたい」と考えている人は、ぜひハピネスに一度来てみてください。
そして、できれば長く関わり続けてみてください。
最後に、ハピネスのボランティアの皆さん、長い間本当にお世話になりました。普段はおちゃらけた態度ばかりとっていますが、誰かのため、子どもたちのためを思って行動することができる皆さんのことを、心の底から尊敬しています。誰かのために行動できる人達だからこそ、自分を勘定に入れない人が多いと思うので、どうか自分を一番大切になさってください。
これからのハピネスのご活躍を、少し離れたところで期待しています。
← Back to all activity reports