ソマリア2022大干ばつ 緊急支援プロジェクト

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NPO法人アクセプト・インターナショナル広報局

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「ウクライナ危機がもたらす新たな緊急事態を防ぐ。26万人が亡くなった“大飢饉”を繰り返さないために。」

ウクライナ危機の裏側で、遠く離れたアフリカのソマリアで約10 年ぶりの飢饉が発生しようとしています。 食糧の搾取と命の危険に瀕する人々を守るために、緊急支援が必要です。 最前線での取り組みの実現に向け、皆様の力をお貸しください。

Story

あなたのご支援で、飢饉に直面する人々を救うことができます


アフリカのソマリアに迫る飢饉

「今後、ソマリアの8つのエリアで飢饉が発生することになる」国連報道官ステファン・ドゥジャリク(2022年7月6日)

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻は、国際社会を不安定化させるとともに、世界の食糧・燃料価格を急騰させました。それにより、この40年で最悪の干ばつに苦しむアフリカのソマリアでは、人口のおよそ45%に相当する710万人が食糧危機に直面。また、5歳未満の子ども150万人が年末までに急性栄養失調に陥ることが懸念されています。

そうした厳しい環境下において、自らの生活を守るためにテロ組織などの武装勢力へと加入する若者が増え、状況はさらに不安定化しています。

にもかかわらず、世界の関心はソマリアには向けられていません。実際、国連が要請する支援金額のうち、6月時点で集まったのはわずか2割ほどです。

9月5日には南部ソマリアで今年12月中に飢饉が発生するという予測が正式に発表されました。私たちが支援対象としている中部ソマリアも、飢饉の一歩手前の状態にあるにもかかわらず、いわゆるテロ組織(アル・シャバーブ)による攻撃も相まって支援が十分に行き届いていない現状があります。

そこで私たちは、この人災に対して緊急支援を実施するとともに、人々が暴力ではない道を歩むことをさらに後押しすることで、今まさに発生している負の連鎖を解いていきます。

■ 緊急支援プロジェクトの内容

①最も取り残されている約2万人への緊急支援

最初の3ヶ月では、特に脆弱な状況にある乳幼児・5歳未満の子どもや、妊産婦・授乳中の女性など約2万人を対象に、現地政府や国連機関、現地NGOとの連携で緊急支援を実施します。

まず、都市部から水を運搬しタンクに貯水することで、水へのアクセスを確保します。加えて、現地NGOとの連携でニーズ調査を実施し、栄養不良と判断された対象者に対しては、栄養治療食や栄養補助食品、または、ビタミンA、鉄、ヨウ素などを含む栄養改善のビタミン剤、必須栄養素を含む食料品などを提供します。そして、健康や栄養に関する情報提供・啓発活動も行っていきます。

また、水や物資へのアクセスがある都市部の国内避難民キャンプに関する情報提供や、移動を希望する人々のサポートも実施します。さらに、医療措置が必要とされる場合には、医師などの専門機関に連携します。

  • 緊急支援物資の配布(ナツメヤシ、小麦、粉ミルク、油、砂糖、エネルギーバー、ビタミン剤、栄養治療食などを含む)

  • 都市部からの水の運搬

  • 都市部の国内避難民キャンプに関する情報提供や誘導

  • 必要に応じた医療機関への連携


②若者が暴力に頼らずに生きていく支援の強化

この人道危機を受け、私たちがこれまで力を入れてきた取り組みを強化し、脆弱な状況にある若者が暴力に頼らずに生きていくことをさらに後押します。

まず、地域コミュニティの長老や代表者と連携し、脆弱な若者たちに暴力に頼らずに生きていく選択肢を働きかけ、この危機の中でテロ組織を含む武装勢力への加入を防ぎます。

さらに、テロ組織の内部で苦しむ若者たち350名が武器を置くための支援を強化します。投降した若者たちは半年から1年間をかけて受け入れ、彼らの過去に寄り添いながら未来をともに考えていくことで、中長期的に社会復帰を支えていきます。

  • 地域コミュニティの長老や代表者への働きかけ

  • 投降促進リーフレットの配布と電話相談対応

  • ケアカウンセリング

  • 基礎教育やイスラーム教再教育ゼミ

  • 職業訓練やビジネス研修


本プロジェクトを実施するソマリア中部は、特に飢饉のリスクに直面している一方、国際的な支援は南部に偏っており、今まさに取り組みが求められています。

さらに、中部の多くはいわゆるテロ組織アル・シャバーブに支配されており、彼らによる食料の搾取やテロ攻撃により甚大な被害が発生しています。

また、私たちは同エリアにて「テロ組織からの投降兵リハビリテーション施設」を運営しており、現地政府や国連機関、現地NGOと協働してきました。本プロジェクトは、こうした経験やネットワークを活かしながら実施します。

■ これまでの確かな経験・実績

私たちはこれまで、いわゆるテロ組織アル・シャバーブからの投降兵や逮捕者が人生をやり直す支援に加え、同組織に所属する若者たちが武器を置くことを実現してきました。

「排除するのではなく、受け入れる」姿勢を貫き、彼らがテロ組織に加入した背景に寄り添いながら、対話を通じて新たな未来を共に創っています。

こうした取り組みにより、2022年7月時点では、累計1,200名以上の若者を受け入れ社会復帰を支えました(間接受益者を含めると3,000名以上)。コロナ禍における緊急人道支援では、国連や現地政府との連携のもと、特にアクセスが難しい地域において約5万人に支援を届けました。

命を守るため、どうか皆様のご協力をお願いいたします

10月30日までのキャンペーン期間終了を待たず、8月中旬より緊急支援を開始します。プロジェクト記念碑や団体Tシャツへのお名前の掲載など、さまざまな御礼もご用意していますので、どうかご支援のほどよろしくお願いいたします。

〒1030012

東京都中央区日本橋堀留町1丁目11-5日本橋吉泉ビル3階

03-4500-8161

https://accept-int.org/

Representative:永井陽右

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