『ウリハッキョマダン』18

2022/9/11 08:11

＊2年前（2020年）に発刊された、『ウリハッキョマダン冊子』の文を紹介いたします。

【わたしとウリハッキョマダン】

金景延（キム・キョンヨン）

　今年で15回目を迎えるはずだった『ウリハッキョマダン』

コロナ感染予防対策のために中止になったのはとても残念ですが、こうして冊子という形で毎年開催されている『ウリハッキョマダン』を紹介できる機会に恵まれ大変うれしく思います。

　私は第一回目から参加しておりますが、それぞれの国の文化を目で耳で楽しみ、そして味覚で楽しめるこの場を毎年楽しみにしております。

　とても暑い中の開催なので皆汗だくですが、舞台の上ではブラジルのサンバ、朝鮮舞踊、和太鼓、そして学生たちのブラスバンド等々次々と公演が続きます。私は、ブラジルのサンバを直に見たのは初めてで感激しましたし、和太鼓も力強くて迫力があり「すてきだな」と感動しました。ウリハッキョの子供たちの歌や踊りにはいつも力をもらいます。民族衣装をまとい元気な声で歌い、軽やかに踊る姿をみると、この子たちの笑顔の為に私たち大人が頑張らなくては！と。

そして、もう一つの魅力は何といっても屋台です。いろいろな国の料理を味わうことができるとあり毎年何を食べようかと楽しみにしております。

でも私が何よりも素晴らしいと思うのは、手と手をつなぎ輪になるフィナーレです。ここには、人種も国も大人も子どももありません。誰もが笑顔で手をつなぐこの瞬間がたまらなく楽しいのです。

日本という国に住みながら違う文化を持つ人々が集まり、ふれあい、心を一つにしていく暖かい多文化共生の場。それが『ウリハッキョマダン』です。次回の開催には是非足を運んでみてください。お友達になりましょう！

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