難民・国内避難民の子ども達が“いま”必要なものを届けたい!

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ホープフル・タッチとして活動する意義

2022/6/24 01:51

ホープフル・タッチとして活動する意義 Main Visual

求められる大規模な支援


世界各地の緊急人道支援や開発支援においては、各国政府、国連機関、国際/現地NGO、その他市民団体など、無数の支援団体が活動しています。特に緊急人道支援では、政府機関や国連機関を筆頭とした団体間のコーディネーションを基盤に実践され、大規模な事業が実施されます。例えば避難生活を続けているシリア人は国外で567万人、国内で620万人、スーダンが抱えている国外からの避難民は114万人、紛争により国内で避難しているのは304万人です(記事投稿時点)。これらの人々の保護、食糧、生計、シェルター、保健、栄養、水衛生、教育など多岐にわたる分野を支えるためには、当然、大規模な事業計画と資金が必要になります。


支援から取り残されてしまう人々


しかし一方で、大規模な事業では画一的な活動内容にならざるをえない部分もあります。それはより多くの人々へ支援を届けるための、効率性と効果を重視しなければならないことや、より危険性の高い地域で活動するため、安全管理の視座から活動制限がかかることなどが背景にあります。画一的な活動では、どうしても個々のニーズに合わせた活動は難しく、個別の支援が必要な場合でも取りこぼされてしまうケースは出てきてしまいます。

私達には大規模な支援を実施することはできませんが、このように大規模支援から取り残されてしまった、特に弱い立場に置かれた子ども達へ支援を届けることはできると考えています。


爆撃後5年間以上支援を受けていない子ども達


例えばシリアのラッカ県では、国際/現地NGO含め140以上の団体が活動しているようですが、2017年の爆撃により負傷し障がいを負った子ども達の多くが、2022年の現在までいかなる支援も受けていません。不安定な情勢が続くなかで支援が入りにくかったり、ハード面・ソフト面共に破壊されてしまった社会機能を取り戻すには年月がかかります。しかし、不安定さが続きながらも何かしらのアクションが可能なタイミングはあります。私達には、一気に数百人、数千人の子ども達を救うことはできませんが、一人ずつでも必要とされる支援を届ける活動は根気よく続けてきました。

団体を設立したきっかけも、様々な支援事業から取り残されたシリア難民の子ども達に、学ぶ機会を届けたいと感じたからでした。これからも、サポートを待っている子ども達を一人でも多く笑顔にしていきたいと考えています。


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https://www.hopefultouch-jp.org/

Representative:高田みほ

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