団体として大切にしていること
2022/6/22 03:31
団体として、組織として、私達ももちろん目的やミッションを掲げていますが、それ以前にホープフル・タッチを創り関わるメンバーとして、人として、私達が大切にしているのは“humanity”です。なかなか定義しにくい言葉ですが、日本語だと少々堅苦しい、慈愛や親切心、人情、のようなものかもしれません。
シンプルに、「困っている人がいて、その人のために自分達になにかできるなら、やればいいじゃん」という感覚だと思います。大したことはできないですし、できることは限られてはいるのですが。
ただ、それは「できなかった」体験をしてきたり、「できない」状況をたくさん目の当たりにしてきたからだと思います。支援活動、特に緊急人道支援では、その状況の不安定さからどうしても制限が多くなります。たくさんのもの/ことが失われたり脆弱になっている状況で、必要なもの/ことは山ほどあるのに、できることは制限されやすいのです。それはとても歯痒い経験です。
現実的に、私達も潤沢な資金があるわけではなく、むしろ周りで事業を行なっている団体と比べたら、事業費や年間予算のケタがいくつ違うのか分からないぐらいで、できることはとても限られています。それでも、自分達にできる範囲なら柔軟に動こうとしてしまうのが、団体を担う私達の性質であり、当たり前のようにそうしようと思える気持ちは、大切にしていたいと思っています。
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