こんにちわ。スタッフの吉川です。
2022/1/31 09:11
■自己紹介 こんにちは、CWCスタッフの吉川と申します。 私は今まで色々な業種で広報を担当しており、その経験を活かしCWCでも広報を担当しています。
最初非営利組織で働くことは迷いましたが、昔から猫と暮らしてきた私としては他人事には思えませんでした。 昭和生まれの私の幼少期は、近所の公園に実際に子猫がダンボールに入れられている風景がありました。母が見かねては飼い始め、子供の私は喜んでいたのを覚えています。大学で家を出るまでは、常に猫が常にいる家でした。普段の簡単な世話や、猫が病気や去勢手術のために動物病院に連れて行く姿を見ていたため、猫のことはなんとなく分かっているつもりでした。
■CATS WELCAREとの出会い 川越代表とは総合病院で小児科医として勤務されている時に知り合い、退職後も年に一度程は連絡を取り合う程度でした。 退職後、非営利組織を立ち上げる事は知っており、話をいただいた時は大学院も一段落し時間もあり、学んだことを実践に落とし込む機会であるとも感じました。 「もし本当に時間があるのであれば、助けてください」気丈で弱気なところを見せる印象がない川越代表の言葉に驚くとともに嬉しくもあり、幼少の頃からネコに触れてきて、大学院で経営について学んでいた私は何かのご縁だと思いCWCでの活動を決意しました。
■CWCでの活動 しかし、実際の活動は知れば知るほど想像とは違い、現実は甘くありませんでした。 実際にCWCで働きだして内情を知ると何もかもが違うという事を知ることになります。 一番驚いたのは医療費です。実家では数年に一度程度の病院通いのイメージでしたが、毎日のように医療に関する話が途絶える事はありません。医療関係である代表がどれだけ気を配り注意を払い、スタッフが過剰かと思うほど気を使っていても完全には防ぐことはできません。何十頭もいる施設では病気になる猫は存在し、新しい猫が入ってくる度にワクチン摂取や去勢手術など、医療費の大きさに只々驚きました。 非営利組織の経営改善に向けてアクションプランを検討し経営改善を行おうにも、直ぐに収束すると思っていた新型コロナウイルスの影響で思うように行動できません。 また一般的な企業と違い収益の多くは寄付を集めることで非営利組織は経営が成り立ちます。その寄付を集めることは想像以上に難しく、百円でも寄付をいただけることのありがたさを身を以て知りました。
■今回のキャンペーンや団体での活動への意気込み CWCの理念は、ねこのために。ひとのために。 本来は非営利組織を通じて人のためになることですが、現時点でも川越代表は日中はクリニックで医師として勤務しています。 猫のために、休憩中や診療後は常にスタッフと連絡を取り合い猫の健康状態の確認、時間が許す限り早朝や夜中であっても保護猫施設に行き猫のお世話をし、スタッフへの気遣いや会議、色々な所に顔を出し少しでも経営改善に繋がればと努めています。 しかし経営状態は中々好転することはなく、精神的にも、体力的にも苦しいはずだと感じていますが、そのことを愚痴や吐露することはありません。 そんな代表が私に言った最初の言葉は、共に働く皆には苦しい姿を見せない一方で、藁にもすがる思いだったのではないかと感じています。 代表が猫といる時に浮かべる満面の笑みが本当の意味で笑えるようになるために、そして猫と人が今より少しでも幸せになるために、未熟ではありますが今後も精進していきたいと思います。
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