皆さまいつも応援ありがとうございます！！

エディブル・スクールヤード発祥の地、バークレーでは、毎年夏、エディブル・スクールヤードに関心を持つ方が世界中から集まる「エディブル・スクールヤード・アカデミー」が開催されます。
コロナウイルスが広まって以来、残念ながらここ2年間の開催はありませんでしたが、ESYJは2016年より、アカデミーに研修生を派遣してきました。

今回は、その第一期生であり、ガーデンティーチャー等様々な形でESYJの活動に参加されている、早川雅貴さんから応援メッセージをいただきました！
ぜひお読みください🥕

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「Beauty is a language of care」 美しさは一つの言語である。 エディブルスクールヤードアカデミーで学んだこと。 　

　はじめまして！２０１６年からエディブルスクールヤード（以下　ESY）の活動に参加させてい ただいております、早川雅貴です！
　２０１６年にバークレーで開催されたエディブルスクールヤードアカデミーにジャパンからの 第一期の研修生として参加させていただき、たくさんの刺激を受けてきました。 　

　私がESYに関わり始めたのは、静岡市で体験農園の先生をやっていた時のことです。有機野菜 の栽培方法を教えていた農園にはたくさんのお子さん連れの方が来ていて、「学校では学べない ことをここで学べる！」と目を輝かせていました。 　
それは、五感を使い、実際に土に触れて自ら食べるものを育てるということで、お子さんの人 間的な、そして何か大きな変化を感じられていたのかもしれません。 　
そこで、畑と教育のコンビネーションは可能性がある！と思っていた時に知ったのがESYの取り組みでした。

　それからESYの活動に参加せていただき、とっても貴重なアカデミーの研修生として選んでいた だきました。 　
米国バークレーにあるESY実践校で研修がありましたが、その場所の世界観がまさに冒頭で書 いた「Beauty is a language of care」を体感する場所でした。 　
この言葉はESY創始者のアリス・ウォータースの言葉でもあり、ESYの哲学として根っこにある 思想です。 　
美しいというのは一つの言語であり「あなたを大切にしているよ」という言葉だと言います。 　
美しいガーデンとキッチン、整理整頓された農機具小屋やキッチン用具、食事の時にテーブルク ロスを敷いてお花を飾ることや、色とりどりの野菜を栽培すること。 　
美しさが「自分がこの場所にいてもいいんだよ」という言語ではない感覚に呼びかけること で、ESYの授業が愛されているんだなと感じました。授業が愛されれば、自然に子どもたちは学 びにのめり込んで行きます。 　

　自分がアカデミーで学んだことはとても多く、手法ややり方などのすぐに使えるものもありま すが、自分に大きなインパクトを与えたのはESYの根底に流れる哲学や精神性です。 　
これはその時は使えるものではなくても、人生の羅針盤とし機能し、長い期間自分の中で発酵 して「ああ、あの学びはとっても大きいものだったんだなあ！」と気付かされます。 　

　研修終了後は、学びの環境づくりを勉強したいと思い、大工の修行をしました。 　
現在は大工仕事の傍ら、静岡県の富士宮市に拠点を持ち、ESYの哲学や精神に学んだ子どもへ の学びの場を作っています。 　

　今、ESYジャパンの活動のおかげで、ESYの輪が日本中にどんどん広がっています。この活動と世界観に共感していただいた方、是非ご支援のほどよろしくお願いします！