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日本の学校教育の中心に食育菜園を! 子どもたちに「エディブル・スクールヤード」を届けるためのマンスリーサポーターを100名募集します!

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General Association エディブル・スクールヤード・ジャパン

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RYUTARO.Y

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私たちは、「エディブル・スクールヤード」という“食べる”を学びの軸におく教育手法を通じて、子どもたちの生きる力の根っこを育む実践に取り組んでいます。

エディブル・スクールヤードの学びの教室である“学校菜園”は、子どもたちが自然体でいられる居場所です。そして、すべての教科と統合することができる探究ラボ(研究室)です。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、子どもたちから体験活動の機会が奪われています。様々な制約が日々の生活にかかる中で、ストレスを抱え、不登校になる子どもが増えています。新しくなった学習指導要領の下では、学校は教科横断の探究的な学びを実現すること、が求められています。

子どもたちがありのままの感性と意思を持って行動を起こしていける力、生きる力の根っこを育むことができる、エディブル・スクールヤードの学びの最適性が、今まで以上に高まっています。

今こそ「すべての子どもたちに学校菜園を」届けていくため、マンスリーサポーターとして団体の基盤を支えていただける【最初の100名】を募集しています。

Story

ディブル・スクールヤードを日本の子どもたちに届けたい。エディブル・スクールヤード・ジャパンの8年間の歩み。



私たちエディブル・スクールヤード・ジャパン(ESYJ)は、【すべての子どもたちに学校菜園を】をビジョンに掲げ、日本のすべての子どもたちがエディブル・スクールヤードの教育を受けられるよう、公立校を含む教育機関への普及を目的に活動しています。

2014年に団体を設立して以来、エディブル・スクールヤードの認知向上のためのイベントやエデュケーターの育成を行い、国語、算数、理科、芸術などの必修科目と連携する学習ビジョンと手法を広く共有してきました。現在、日本各地でエディブル・スクールヤードの教育が取り組まれています。

日本最初のエディブル・スクールヤードの実践校となった東京都多摩市立の公立小学校では、バークレーで培われてきたメソッドを生かしながら、日本の教育風土に合ったカリキュラムを開発してきました。

例えば、入学したばかりの新1年生には、まず遊ぶことを通じて校庭内の自然を発見します。四季の移り変わりを感じながら草花を観察し、触れていきます。
2年生になると野菜を苗から栽培し、収穫、みんなで観る、触る、嗅ぐ、聴く、味わうの五感をつかってテイスティングをします。
3年生では大豆を栽培し、豆腐や味噌つくりをします。これは国語の「すがたの変える大豆」の単元との連携で行います。
4年生になると、今度は植物から動物に視野を広げ「命の循環」を学びます。鶏の飼育体験を通して、学校林、菜園、人と生き物のつながりを観察し、自分たちにできることは何かを考え、実践します。


なぜ、エディブル・スクールヤードが必要なのか



8年にわたる実践の中で、様々な子どもの姿に出会ってきました。

友達づくりがうまくできず、1人でいることの多かった女の子がいました。学校菜園ができ、ウサギ小屋ができたとき、そこにいるウサギと仲良くなり、ガーデンで過ごすことが多くなりました。すると、「いつもそこで何をしているの?」とクラスメイトが話しかけてくれて、うさぎのお世話の仕方を伝えながら自信を取り戻し、みるみるうちにクラスの中心的存在へと変化していきました。

普段は教室に入ることが難しく、学校も休みがちな男の子がいました。エディブル授業の日、「今日はエディブル授業があるから」と学校に来ることができたのですが、授業中はやはり教室に入ることができず、廊下から1人参加していました。しかしひとたび外に出てガーデンでの活動が始まると、どんどんみんなの輪の中に入り、率先して土や種とふれあい、最後には元気よく手を挙げて、みんなの前で今日の発見を発表していました。

学校菜園の素晴らしいところは、普段はおとなしい無口な児童でも、菜園にいると自分の思うことを自然に表現できる点です。
目の前の草や花や昆虫に対する純粋な驚きや感動、心の動きを自由に発することで、豊かな会話の場が生まれます。
子ども同士、あるいは大人と一致協力して働くなかで喜びが生まれ、自分はここに居てもいいんだという自己肯定感にも繋がっていきます。

自然は生命(いのち)にあふれています。
そして、食べることは子どもたちが大いなる自然とつながる入り口です。
エディブル・スクールヤードを通じて、地球を癒しながらこれからの時代を生きる力の根っこを育てたい。
それが私たちの願いです。

マンスリーサポーターを募集する理由



新型コロナウイルスの影響で、子どもたちの体験活動機会が減っています。
様々な制約が生活にかかる中で、ストレスを抱え、不登校になる子供が増えています。
新しくなった学習指導要領の下、学校は教科横断の探究的な学びを実現することが求められています。

 この2年間、数多くの学校や地域、想いある個人の皆さまから、エディブル・スクールヤードを導入したい、実践したいという問い合わせを受けてきました。
日本初の開催となった指導者育成セミナーの募集は、一般公開から5日で満員御礼となりました。

エディブル・スクールヤードの学びは、今こそ、社会から必要とされていることを実感しています。

しかし、私たちには高まるニーズに応えられるだけの資金的基盤がありません
公立校で、すべての子どもたちにエディブル・スクールヤードを届けることを続けていく以上、資金面での課題はどこまでもついて回ります。
現在、モデル校における次年度の授業資金は、助成金申請を行っていますが、上限いっぱいいただけたとしても2021年度と同じコマ数の授業を継続できない状況です。

ESYJがこれからさらに歩みをすすめていくためには、安定した資金的基盤は不可欠なのです。

学校菜園を中心に地域が繋がり、豊かなコミュニティが育つ社会の実現にむけて



クラウドファンディングを基盤に、挑戦していきたいことが3つあります。

まずは、日本におけるエディブル・スクールヤードの指導者育成セミナーの開催です。今まで、エディブル・スクールヤードの指導者育成は、バークレー市で開催されるアカデミー(サマートレーニング)への派遣という形で行ってきました。しかし、毎回の派遣可能人数に限りがあることや、コロナ禍にあってバークレーでのセミナー開催が難しくなっている状況が生まれてきています。日本におけるエディブル・スクールヤードの実践を広げていくために、日本における指導者育成セミナーの実現を目指しています。

次に、研究校における実践のさらなる充実と、日本版カリキュラムの開発です。今まで主に毎年申請する助成金によって運営してきたために、次年度授業が継続できるか、継続できたとして何回の授業が可能か見通すことが難しい状況がありました。マンスリーサポートを受けることで、安定的な授業運営を叶えるとともに、カリキュラム開発をさらに進めていきます。

さいごに、エディブル・スクールヤードを学び、実践していく学校・地域への伴走です。コロナ禍にあって数々の問い合わせを受けながら、応じ切れていない状況があります。多くのスタッフが別の生業で生計をたてているという団体状況もここには関わっています。「すべての子どもたちに学校菜園を」というビジョンを実現していくため、スタッフがエディブル・スクールヤードの活動に専念していける環境を実現したいと考えています。

日本版のカリキュラムを開発し、そのカリキュラムを実際に子どもたちに届ける指導者を育成し、導入地域や学校に伴走する。この3つの取り組みを通じて、エディブル・スクールヤードの実践の輪を広げていきます。その先には、学校菜園を中心に子どもと学校と保護者も含めた地域が繋がりあい、豊かなコミュニティが育っていく、社会の姿も実現できると信じています。


代表メッセージ『食で世界は変えられる。』



We are what we eat.  私たちの身体は、食べたものでできています。食べ物がどこから来るのかの実感を得ることや、食べ物を自らの意思で選択する力をつけていく教育は、生きていく上で一番大切な学びです。エディブル・スクールヤードでは、ひとりではなく、仲間と一緒に学び、協力したり、支え合ったり、自分と他の存在に意識を向けていきます。その「学ぶ環境」を準備し、整え、先生や専門家、地域の大人たちともに学び合い、対等に向き合うことを通じて、子どもたちは輝き、自分らしく、自由な発想で活躍し始め、学ぶ意欲を高めていきます。他者との関わりに不安を覚え、ともすれば孤立に陥るコロナ禍においては、ICT教育の発展とともに子どもたちのリアリティ感覚を育む外遊び、自然体験の最適化が急務です。今こそ、エディブル教育は、子どもたちが多くの時間を過ごしている学校や地域といった身近な場にあることが求められているのです。

私たちエディブル・スクールヤード・ジャパンの活動は、2014年からはじまりましたが、日本にはもともと田んぼや畑での栽培教育活動が根付いています。しかし、ともすれば形だけが残り、栽培教育の本質が失われつつあることもまた事実です。もう一度、その価値に気づき、社会の中で支えていく仕組みを作っていくことが子どもたちの育ちに必須であり、地域コミュニティの再生に有効であると考えています。

食は世界を変える力を持っています。さまざまな問題への糸口となり、解決に向けて自分の思考や行動に変化をもたらし、社会へ影響を及ぼしていきます。エディブル教育が目指す本質はすべての子どもたちが受けることのできる権利であり、私たちは長期的な視点を持ち活動してまいります。みなさまからのご支援は、活動地盤を強化し、数年後の変化につながっていきます。

私たちが4年前に教えた当時4年生だったある児童は、自分の将来の目標に英語と地球環境を守る勉強をしたいと、今高校受験に備えています。教育の効果が現れるのは数年後さらにはそれ以上かもしれません、だからこそ、今はじめなければ世界は変わらないのです。ぜひとも、応援よろしくお願いします。

代表 堀口博子
共同代表 西村和代


寄付金の使途



「すべての子どもたちに学校菜園を」というビジョンの実現に向けてより力強く歩みを進めていくため、次の3つの挑戦に、皆さまの寄付金を使わせていただきます。

・日本の教育風土に適したエディブル・スクールヤードのカリキュラムを、実践を積み重ねながら開発していく。

・エディブル・スクールヤードの指導者育成セミナーを開催していく。

・エディブル・スクールヤードを学び、実践していく学校・地域に伴走していく。


食を中心に展開する新しい教育の形『エディブルスクールヤード』



エディブル・スクールヤードとは。直訳すると「食べられる校庭」ですが、こちらのポスターにその本質がシンプルに表れています。

エディブル・スクールヤードは「ガーデン」と「キッチン」で展開されます。ガーデンでは、土作りから種まき、苗づくり、有機農法での栽培、収穫までを行い、キッチンでは作物の背景にある食文化を尊重しながら、収穫した作物をみんなで調理し、食卓を囲みます。最後は残菜をコンポストに入れ土に返し、授業は終わります。食べることの一連のサイクルに、数学や化学、地理や歴史、言葉の表現としての国語などの学びを統合させていくのが、エディブル・スクールヤードの学びです。

例えば、トウモロコシを育てるときは、地理と歴史の授業で習う中央アメリカの歴史とクロスさせ、最後はキッチンで中央アメリカの伝統料理・トルティーヤを作り、中米の食文化に思いを馳せ、収穫をお祝いする、そんな授業が行われています。

食を学習の軸に据えた教科横断で行われるGarden based learning=菜園教育がエディブル・スクールヤードであり、「食」を通していのちのつながりを学ぶ教育手法なのです。

1995年、カリフォルニア州バークレー市にある公立中学校、マーティン・ルーサーキングJr.ミドルスクールの校庭に、地元オーガニックレストラン『シェ・パニース』のオーナーシェフのアリス・ウォータース氏によって創設されてから25余年が経ち、今や世界中の学校で正規の授業として実践され、成果を上げています。


https://www.edibleschoolyard-japan.org
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