コロナの影響をも超えていく、ロヒンギャ現地支援の在り方
2021/12/30 12:08
前回に引き続き、玉手さんにインタビューをいたました!
第二弾は玉手がロヒンギャ難民支援プロジェクトに参加するまでの内容です。
*立ち上げ時の苦労には、どのようなものがありましたか?
当時は立ち上げのときに、直接資金を送ることができませんでした。現地に送金した資金は、送金許可(その申請書様式の名前から通称「FD7と呼ばれるものです)がおりないとコックスバザールの銀行でお金が出せないため、ここでかなり足止めをくらいました。
これは立ち上げ当初からずっと抱えていた問題でしたね。一番苦労したのは活動許可で、こうした許可を得られるかどうかは、政府とのコネクションがある団体や人ですね。私も日本の外務省にも通い詰め、助成金団体ともやり取りをしながら問題解決を進めていきました。
*COVID-19で難民キャンプの改善には多大な時間がかかると思われます。どのようなところに課題がありそうですか?
早くワクチンの接種を進めなければなりません。そのとき、WHOなどの国際協力機関と連携していくような、横のつながりが大事になります。
現地の状況は分からないので、予想でしかないのですが、対面での活動は減ってしまっているとは思うんですね。ただ、現地がコロナ禍に慣れてきている感じも見受けられるのはあるので、全く悲観しているという訳でもありません。
*現地で難民の人々が一番困っていることは何ですか?(何だと思われますか?)
職を得ることだと思います。みんな必死でした。当時は、ロヒンギャをキャンプで働かせるのはご法度でしたので、有償ボランティアとして働いてもらいました。しかし、違うキャンプで暮らす現地の人たちが「なぜ仕事をくれないのか」という指摘や反発をうけることもあって、皆がみんな救えるわけでは無い中の葛藤はありました。
できる限り、現地の人たちと摩擦をおこさないようにする、そのためにできる限り丁寧なコミュネケーションをすることを念頭に置いて行動していました。
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キャンペーンも残すところあと2日です。
ゴールに向け、スタッフ一同全力で頑張ります! 応援宜しくお願いいたします。
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