「なんだ!そうなのか!」
2021/7/21 12:13
こんにちは。
なかよし教室の松井です。今回は元職員の方よりいただいたメッセージを掲載します。
皆さんは電車の中で、 「次は○○~」と車内アナウンスのモノマネをしている人と出会ったことはありませんか?
昔、私が学生だった頃は、 「え、突然なんだ?」と、ちょっと困惑していたことを覚えています。 しかし、なかよし教室で働いたことを経て、特別支援学校で教員をしている私は、「お!やってるね~!」と今では笑顔で眺めてしまいます。
なにが変わったのか?
それはただ単に、「知っているか、知らないか」の違いだと思います。
例えば、私は虫が苦手です。
それを知らない子どもたちは、捕まえた虫を誇らしげに掲げ、「見て見て!」と追いかけて来ます。 知らないって恐ろしいですね(笑)
でも、苦手なことを知っていたらどうでしょう?
ある子は、見せるのを控えてくれるかもしれません。 また、ある子は、私が怖がらないように、遠くから見せてくれるかもしれません。
私はこれが合理的配慮だと思います。
障がいのあるなしに関わらず、誰にだって、多種多様な配慮が必要です。
私だってそう、あなただってそうかもしれません。
障がいという言葉だけ聞くと、少し距離を取ってしまう気持ちもあると思います。 でもそれは、「知らないから」という理由も大きいのではないでしょうか。 知っていたら、そんなに難しいことではなく、「なんだ!そうなのか!」と思う程度のことだと感じています。
私は、なかよし教室に、その「なんだ!そうなのか!」をたくさんもらいました。 そして、これからもなかよし教室には、たくさんの人に「なんだ!そうなのか!」を発信していく場所であってほしいと願っています。
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