大切な「今」を刻む場所
2021/7/20 11:11
こんにちは。
なかよし教室の松井です。今回は元職員のKさんからいただいたメッセージを掲載します。
わたしは以前に約5年ほどなかよし教室で補助指導員をさせていだきました。
初めて知ることも多く戸惑うこともいっぱいありましたが、 今でも振り返ると教室で過ごした月日は、しあわせな思い出で溢れています。
なかよし教室には、さまざまなハンディと共に生きていく子ども達がいます。
発語や文字などの概念を超えてそれが"言葉"でなくとも、お互いの思いを伝えあえること。 やさしい気持ち 悲しい気持ち 怒りもあらゆるサインや瞳からそれらを表現できること。 今まであたりまえだと思っていたコミュニケーションの世界が、大きく自分の中で変わり、 子ども達から学んだり、深く癒されたりしていたのは、わたしの方でした。
たくさん一緒にお出掛けをしたり、みんなでがんばっていた、活動のひとつひとつも忘れられません。 季節に合わせて遠出をしてみたり、清掃活動後にコンビニなどで、自分の好きなおやつを選ぶこと、 レジで支払いの練習をすることも、子ども達にとっては毎回大きな経験になります。
職員の方達はみないつでも、これらの活動や教室で過ごす時間が、いかにたのしく豊かなものにできるかを 工夫したりアイデアを巡らせ真剣に向き合っています。
すべてを語り尽くすことはできませんが、子どもは成長過程の中で、どのような場所でどう過ごしたか、 きっと大人になった時に、いろいろな影響があるのではないかと思います。 すてきな記憶や思い出は、人生の中でつらい時挫けそうな時に心をあたためてくれます。
これから力強く生きていく子ども達のために大切な"今"を刻んでいく場所。
このなかよし教室は、そのために必要不可欠な場所です。
かけがえのない1日を重ねていけるための運営と存続を強く願ってやみません。
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