いけないってわかってるけど、「コンドームを付けなくていいよ」と言ってしまう
ソウレッジの元インターン生が、かつて言った一言が衝撃的で忘れられません。
自分の気持ちを尊重されたことがなく、自分の価値をセックスの時以外感じられない。嫌なことを嫌といったら見捨てられるかも、という不安がある。だから、どうしてもセックスのときは「コンドームを付けなくていいよ」と言ってしまう、でも生理がこないと不安で押しつぶされそう…
「わかっているけど、行動を変えることができない」という、知識と行動のギャップを「KNOWING - DOING GAP」といいます。その事象は知っていても、実際にソウレッジでインターンをするような性知識の重要性を理解しているはずの子から聞くとは思っておらず、驚きました。
大人にできることはなんだろう
近年、性教育に関心をもつ方は増えつつあり、性知識を得る場は今後の数年どんどん増えていくことが予想されます。(もちろん、そのために進めてくれている方がいるからで、勝手に社会が変わっていくことはありません。)
しかし、性知識とともに「自分の人生を自分で選択していく自己効力感」を得られる環境をととのえるまでして、やっと性知識はその力を発揮します。
ソウレッジは本当の意味での「性教育」をしたい
「性の話をするハードルを下げる」と「自己抗力感を育むための大人側の言動を変えていくこと」の2つをサポートするために、ソウレッジでは教材配布と教材配布後のサポートを行っています。
めちゃくちゃ長文になってしまったんですが、結局ソウレッジでやりたいことは「本当に意味のある性教育」です!という話でした。
でも、これは私だけで実現するのは不可能!なので、皆さんと一緒にできたらとても心強いです。タスケテ〜
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著者プロフィール
つるたま(鶴田七瀬)
一般社団法人ソウレッジ代表。北欧の教育機関、医療機関、公共施設など30箇所以上を訪問し、若者を取り囲む環境が彼らの行動にどのように影響しているのか取材。帰国後に起業。2020年には18団体へ性教育教材を寄付。文部科学省職員への講演、日経ソーシャルビジネスコンテストファイナリスト、日本若者力大賞受賞などの実績をもつ。
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