「ろう文化」から生まれる『手歌』の魅力
2021/8/13 22:44
手話通訳をしてくださる田家さんからのメッセージをご紹介します♪
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東京のサイン隊で手話通訳を担当している田家佳子です。
手歌の魅力について今現在感じていることをつれづれに・・・。
歌を手話で演奏する手歌は、歌詞の意味を理解しないと作ることができません。
以前演奏した「地球星歌」という素敵な歌の歌詞の一部を紹介します。
この小さな手でできること
見えない糸をたどって
全てを感じること
そう誰にでも愛する人がいる
誰の心にも大切な場所がある
さあその気持ちをむげんに広げて
この星を全部ふるさとと言おう
この歌の手歌をWHCNの皆で創りました。
手歌は目で見て感じ取るので決まった言葉にすることはできませんが、一例として文章化してみました。
・私の手は小さいけど、できることがある
・見えない細い糸を指先で手繰っていく
・全てを感じる(目の前が開けてくる)
・そうか!そうだよね みんな愛する人がいる
・みんなの心に大切な場所がある
・さあ湧き上がる気持ちを伝え広めて
・この地球がふるさとだと宣言しよう
(カッコ)内は身体全体の表情で表します。
また、最後の行の「地球」は『自転しながら公転する地球』の様子を表します。
このように具体的で豊かな拡がりのある表現ができて、その表現を視覚的に読み取ることができる「ろう文化」から生まれた手歌の魅力を、多くの人に味わってもらいたいと思っています。
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