静岡県立こども病院院長坂本喜三郎先生からの「贈る言葉」

2021/8/25 13:58

ヨギが約9年間勤務した、大好きな静岡県立こども病院院長坂本先生より心温まるメッセージを頂戴しました！

ヨギへ贈る言葉

ヨギへ

今年６月で10歳、人間なら七十七歳・喜寿に相当する誕生日を迎えたのですね。

君は、2012年に一歳（人間なら二十歳前）からハンドラーの鈴木さんとともにファシリテイ・ドッグとして仕事を始め、当こども病院一筋で重い病気と闘うこども達とその家族に寄り添うという貴重な貢献をしてくれ、さらに私も含む病院職員にも癒しの時間をもたらしてくれました。

本当に、有難う。言葉で言い尽くせないほど感謝しています。

私自身は、こども達や家族が居る場では見せない“少しやんちゃ”なところがある青年が、少しずつ落ち着きを身につけながら年齢を重ねて壮年として大活躍し、そして、居るだけで皆の心が和む唯一無二のおじいちゃんになるまでを・・同僚として一緒に時を重ね、そして今日君を送る立場として、誇らしく、そして寂しい気持ちでこの文章を認めています。

ファシリティドッグとして生涯任務を全うし、静岡県立こども病院にとって唯一無二の存在となって引退する君、その君に私は人間以外で初めての特別功労賞を贈り、その栄誉を静岡県立こども病院の歴史に深く刻みたいと思います。

改めて有難う。これからは長野の地でゆったりとした自分のための時間を過ごしてください。