コロナ禍で厳しい状況が続く日本社会で、より一層厳しい立場に置かれてしまう海外にルーツを持つ子ども達。そんな彼らに教育を提供しているYSCグローバル・スクールへの誕生日寄付キャンペーンです。ご支援ご協力の程どうぞよろしくお願いします!
【写真】2020年11月、秋の遠足で行った昭和記念公園での一枚
Story
2月25日で36歳の誕生日を迎えます!
今年も自分の誕生日にバースデードネーション(誕生日寄付)にチャレンジします。
誕生日に自分がお祝いをしてもらうのも良いんですが、せっかく年に一度の誕生日。ただ自分のためだけの日にするのではなく、誰かのためになる日にしたい。そう思って昨年より挑戦しています。
画面右下の「支援する」ボタンで500円から寄付できます。
支援という形で森の誕生日を祝ってあげようという奇特な方がいらっしゃいましたら、是非お気軽な気持ちで寄付をお願いできると嬉しいです。どうぞよろしくお願いします!
※ 寄付金は決済手数料を除いて全額団体に寄付されます。
■ 支援先
今回の支援先は昨年から引き続き「YSCグローバル・スクール」です!
2010年より福生市を拠点に、海外にルーツを持つ子ども達に日本語指導を始めとした教育支援を続けてきたNPO法人で、毎年100名以上の子ども達を受け入れています。
現在、スタッフとして活動に関わっているのですが、中国やフィリピン、ネパール、ペルーなど様々な国にルーツを持つ子ども達が、日々、日本語の勉強等に励み、クラスで友達と楽しく生き生きと過ごす姿を目にします。
それは何より、このスクールが彼らにとって「安心できる居場所」であるからこそ。
子ども達のことを一番にに考え、時に厳しく、時に親身になって接する先生やスタッフの方々。そして「海外にルーツを持つ」という境遇を同じくするクラスメイトに囲まれた環境。それらが子ども達の学びを後押ししているのだと思います。
現在、全国の公立小学校に在籍する日本語教育が必要な子どもたちは約50,000人。そのうち10,000人以上が学校で何の支援も受けられていない状況にあると言われています。
さらに2020年に入ってからは、新型コロナウィルスの感染拡大により世界的に厳しい状況が今も続いています。日本社会においても、コロナ禍の影響で閉店せざるを得なくなる事業者が相次ぎ、失業してしまうなど、困窮に直面する人々が増えています。
特に海外にルーツを持つ人々は、そういった社会の変化の中でどうしても弱い立場に置かれてしまいます。生活上必要な情報へのアクセスが難しかったり、日本経済が傾く中で職を失いやすいのも彼らです。結果、彼らの子ども達が教育を受ける機会を失ってしまいます。
そういった状況に置かれている子ども達に教育機会を与え、日本で居場所を作れる支援のお手伝いができればと思い、今年も支援先に選びました。
■ 最後に
「Pay It Forward(恩送り)」
個人的に好きな言葉のひとつなんですが、「Pay It Back(恩返し)」の反対の意味を持ちます。人から受けた親切をその相手に返すのではなく、助けを必要としている他の誰かへ送っていく。それは社会全体に良い循環をもたらすと思います。
自分自身、海外ボランティアとして中東で暮らし、今は写真家として海外取材に出かけることもあります。現地の人に嫌な思いをさせられることもありますが、困った時に助けてくれるのも現地の人です。
そして今、自分は日本に住む「現地の人」です。日本で暮らす海外にルーツを持つ人々は年々増えています。その中には日本で差別を受けたり、言葉の壁にぶつかったり、居場所を得られずに苦しい思いをしている人もいます。そんな彼らが安心して暮らせる日本社会になってほしい。
「自分に関係のない人達なのになぜ?」と聞かれることがあります。確かに彼らは自分にとっては関係のない存在です。しかし、関係する関係しないという視点ではなく「もし自分が彼らの立場だったら。」
そんな想像力を持てる人々が増えたら、もっと「Pay It Forward」が広がっていくのではないかと思います。