これまで猫を保護したくても、里親になりたくても、様々な状況や理由から叶えられなかったことがある方もいらっしゃるかもしれません。
そんなみなさんと一緒に「猫もしあわせ、人もしあわせ」な社会をつくりたい。そこで、私たちの活動や理念に共感してくださるマンスリーサポーター、「こちねこファミリー」を50名以上募集します!
Story
日本で1年に殺処分されてしまう猫の数、なんと30,000匹以上。
私たち一般社団法人こちねこは、野良猫や捨て猫を施設に送られてしまう前に保護し、新しい里親との出会いの場をつなぐ活動をしています。
目指すのは、活動や広報を通し生命の尊さを伝え、正しい知識、優しい心で猫も人も互いに共存できる社会を作ること。
このページをご覧になっている方の中には、これまで猫を保護したくても、里親になりたくても、様々な状況や理由から叶えられなかったことがある方もいらっしゃるかもしれません。
そんなみなさんと一緒に「猫もしあわせ、人もしあわせ」な社会をつくりたい。そこで、私たちの活動や理念に共感してくださるマンスリーサポーター、「こちねこファミリー」を50名以上募集します!
みなさま、どうぞご支援の協力よろしくお願い致します。
こちねこって?
わたしたちこちねこは、現在千葉県千葉市に施設をかまえ、地元を中心に保護猫活動をしています。
動物病院と連携し、捨て猫の保護・救護活動はもちろん、里親になった方への飼育支援・相談、保護猫愛護に関する啓蒙活動、そして供養やペットロスの心のケアなどをしていおり、誰もが安心して里親になれるよう支援しています。
「こちねこ」というネーミングには「全国に保護猫施設を造りたい」という想いが込められています。
「こちねこ」を略さずに言うと「こちら〇〇町、ねこの待つバス停」。〇〇町には保護猫施設のある町の名前が入ります。
「日本全国の街に保護猫施設を造りたい」という想いのもと、こんな風景を思い浮かべたのです。
猫が里親を待っている。里親さんが迎えに来る。
何か目印になるようなものはないか。道標、看板、駅等々・・・。
色々考えましたが、田舎の道の緑や田んぼに囲まれたバス停。そのベンチで里親さんが来るのを毎日待っている子猫たち。そしていつか、ゆっくりと走ってくるバスから里親さんが降りてくる。
日本全国に、こんなのどかで優しい風景が広がればとわたしたちは考えています。
「誰かが動けば救える生命がある」
私(こちねこ代表・草切)が初めて猫を保護したのは、小学校3~4年生の頃。もう40年も前の話です。
雨の日に見つけた、川の橋の下でダンボールに入れられた4匹の子猫たち。
真冬の寒さの中、最後の力を振り絞って鳴いているように感じました。
勇気を出して家に連れて帰るも、母親からは「そんな小さすぎる子猫は家では飼えない。元いた所に戻してきなさい」と怒られてしまいました。
あまりの剣幕で怒られてしまい、段ボールをもって泣きながら川へ。しかし半分くらい進んだところで、どうしても足が進まなくなったのです。雨の中立ちすくみ、家の方向と子猫たちを交互に見ながら泣いていました。
段々と小さくなっていく鳴き声。
もう鳴き声を発する事も出来ずにぐったりとしている子もいる。
「ここで頑張らなくてはこの子たちが死んでしまう」そう思い、段ボールを持って家に戻りました。その後、なんとか母親を説得し、子猫の命を救うことができました。
「誰かが動けば救える生命がある」その想いは今も変わりません。
年間30,000匹以上殺処分されてしまう小さな命を救いたい。そんな想いで2019年に一般社団法人こちねこを設立しました。
千葉市の第二種動物取扱業・広報に登録し、地域猫のTNR(トラップ・ニューター・リターン。保護し避妊・去勢手術を施し地域に戻す)活動や保護猫の里親探し、その他地域猫や猫の飼育についての相談を受けるといった活動を続けています。
同じ想いを持つ人と手を取り合い、現状を変えていきたい
保護猫活動を続けるうえで、大きな課題となるのが資金です。
猫を保護するごとに、検査やワクチン投与が必要になり、毎日のご飯やトイレにも費用がかかります。光熱費や備品代等、見えにくいものにも費用がかかるのが現実。もっと広い施設を持つことができればより多くの猫を救えるのに、、など、上げたらきりがありません。
活動を活発化させるほどに保護対象も増え、助けたい命にたくさん出会います。
資金不足で救えない命が出てしまうことほど悔しいことはありません。
いまある活動を持続可能なものに、そして活動を拡大してより多くの命を救いたい。
そんな想いで今回のキャンペーンを立ち上げました。
頂いた寄付金でこちねこの活動を持続的なものにすることはもちろん、中小の保護団体や活動家の人たちにも分配や共有が出来ればと考えております。
猫たちを救いたいけど十分なお金を用意できない。保護したものの、結果多頭飼いになってしまい、飼育崩壊してる現状が生まれてしまったという例もあるのではないでしょうか。
同じ想いを持った人たちに手を差し伸べられるように、自らも力を付けていきたい。猫を幸せに出来る人を作っていくのも私達の使命だと考えております。
わたしたちの想いに共感してくださったみなさん、「寄付」という形で一緒に「猫もしあわせ、人もしあわせ」な社会をつくっていきませんか?
こちねこの活動について
【お寺を保護猫施設へ】
現在私たちが利用している保護施設は、実はお寺なんです。
その理由は私(代表・草切)がお寺の住職であるということだけでなく、地域の人々の心の拠り所、救いの場であるお寺は保護施設にぴったりだということ。
お寺は色々な方が出入りし、またお付き合いが多岐にわたります。お寺に来られる方、またお付き合いの関係の方に会うたび、その都度「猫欲しい人いませんか?」と声をかけています。口添えで里親さん候補になられる方も少なくはありません。
また、日常でもペットの供養を行っております。人間と同じ様にお経をあげ、接することによって、はじめてパートナー(飼い主)さんの気持ちも晴れるものだと考えます。
供養をするには、「心を寄せる場所」であることも大切。
御遺骨、御遺影、供養塔や小さなお墓。そんな「形」から「心を寄せる場所」であると感じられるのがお寺だと思っています。
ペットロスは幼少から動物が常に身近にいた私にとっても身近なもの。だからこそ、少しでも誰かの力になりたい、と現在もペットロスカウンセラーの資格をとるために勉強をしております。
【保護猫アイドルQvQ】
日本初の保護猫アイドル・QvQのプロデュースも行っています。
動物保護・愛護の心や実績は世界基準で見て低い日本では、「猫界隈」と呼ばれるくらい狭い世界でしか保護猫について語られないという現実。
そこで「いろんな業界に保護猫の状況を発信したい」という想いで誕生したのが「保護猫アイドルQvQ」です。2020年2月結成。アイドルとしての基礎レッスンをしながら実際に猫を保護する現場で活動し、また家庭動物管理士等の資格を取得するために勉強を重ねています。10月24日には初のソロライブを敢行し、SNSを通じて多くの人に向けて保護猫について発信しています。
QvQには、こちねこという土壌の上に立つ木の幹として、保護猫活動の広報と、アイドル活動の枝葉をどんどん広げていったもらう予定です。
QvQを通して、保護猫活動の情報が届く範囲を広げ、保護猫を身近に感じてもらいたいと思っています。「可哀想」、「自分には何も出来ない」というイメージを持っている方も多いかもしれませんが、実際には幸せに生きている猫も多く、一人一人にできることもたくさんあるのです。
少しでも多くの人が保護猫に関心をもち、解決の担い手になってくれたら嬉しいなと思っています。
「猫もしあわせ、人もしあわせ」な社会を目指して
一般社団法人こちねこの理念は「猫もしあわせ、人もしあわせ」です。
猫もしあわせ、人もしあわせな社会。それは保護猫活動をすることによって猫をしあわせにする。
そして里親さん、更には保護をしたり里親を探したりする保護猫家を支援することによって人もしあわせにしていく。
保護猫アイドルQvQの力によって、多くの人々にそれらを周知していく。
それによって初めてたくさんの人々の力を活かし、それぞれが幸せになる社会になると信じています。
これからの活動について
世界に比べると日本の動物愛護・保護に関する意識や実際の法律や個々の行動は決して高いものではありません。
先進国の中では下から数えたほうが早いというのが事実です。
いくらなんでも低過ぎはしないかと各国の取り組みを調べた所、たしかに行政と個人や団体が連携して取り組んでいる国が上位になっております。
私達はただ一つの保護猫施設を造るだけではなく、一人で保護猫活動をしている方、または数人で活動をしているが、猫愛好家という認識しかされていない方々と連携をしていこうと考えております。
保護猫活動をしている方の多くは自宅で保護猫を飼育し、口伝えやSNSで里親を探しているの現状です。寄付や支援を受けることもままならず、ほぼ自費で保護しているようです。
それらの方に暖簾分けのように自分たちがしてきたノウハウを伝え、一般社団法人化を援助し、そして寄付や支援を分配できるようなシステムを作ります。
全国の寺院にも普及できればと考えています。寺院の数はコンビニエンスストアよりも多く、猫好きの方も多かったり、住職が常時いない寺院も、ボランティアさんに常駐してもらう事で安全に、有意義に使えたりすると考えています。
私達個々の力は弱くても集まれば強くなり、そして人々の動物保護・愛護の意識を高め、必ず猫も人もたくさんの動物達も幸せな日本になると信じています。
・2020年12月 千葉市緑区に保護猫施設第一弾を開設
・2021年6月 千葉市中央区にミルクボランティア専用施設を開設
・2021年12月 動物の室内型供養・埋葬施設を開設
・2022年9月 公益社団法人化
・2023年3月 各地域のお寺を中心に保護猫施設を展開する
【千葉市緑区に保護猫施設第一弾の開設計画について】
現在計画している千葉市緑区高田町に建設する予定の保護猫施設。これはたくさんのボランティアの力で造ろうと計画しております。
「たくさんの力」
それは言葉の通り、たくさんの人の手で一つの建物を作り上げるものです。
たくさんの力の中にはもちろん寄付も大切なのですが、柱を建てる人、壁を塗る人、電気工事をする人、屋根を作る人、それらの人の食事を作る人、会計管理をする人・・・。そういった力が必要になってきます。
現在千葉市緑区高田町に『保護猫施設こちねこ』建設予定地として購入済みの土地には築100年以上の民家があります。かなり老朽化しているものの、柱や梁はまだまだ使えるようです。
いわゆる古民家再生という形で建設していきます。
設計関係や資材購入は専門の方に任せるとして、それからはボランティアの出番です。個々に出来る事、得意な事は個人差があるでしょうが、体を使って建設に直接携わったり、それを補助する形で参加したり、またそれらをSNS等で発信したり。
建設というものはよく考えれば大工さんだけで出来るものではないと同じで、工数の数だけ色んな力が必要なものです。それらを出来る限りボランティアの力で行うものです。
決して補うのではなく、行うというのが大切な心です。
一人ひとりが建設に携わっていく中で、ボランティアとしての喜びもきっと大きくなっていくものと思います。建設中にもたくさんの方が出入りして、そして建設後にもその人達は笑顔で保護猫施設こちねこに集う事でしょう。
保護猫施設をたくさんの力で建設するという事によって、人々の心の中にもこちねこの理念『猫もしあわせ、人もしあわせ』が宿ると信じています。
保護猫そのものと、ボランティアの人も集まれる施設の開設を目指しています。
そもそも千葉市では保護猫施設が少なく、また建設を計画している千葉市緑区には保護猫施設が無いと聞いております。緑区周辺のボランティアさんも近くに施設がないため、手をこまねいていると動物病院の先生からお聞きしました。
施設では、保護をした猫を収容し、そして適切に投薬・手術・飼育等を行い、里親さんの家に行っても互いに幸せになれるように、人に慣れさせてから譲渡します。
施設には飼育施設として病気の無い猫の他に、猫エイズや猫白血病等を保菌している猫の専用部屋も考えております。
また、お経をあげられる供養施設と御遺骨を保管できる場所も併設します。
これは、大切なパートナーである猫を亡くした方が供養に来た際、他の保護猫に癒やされる事を目的としています。
建設については設計は専門家をお願いするとして、それ以外は多くのボランティアをお願いし、ボランティアの力で建設しようと考えております。
力のある人や経験のある人は実際に壁を塗ったり屋根に登ったり電気工事をしたり。力の無い人は木くずやゴミの片付けをしたり。料理の得意な人はお昼の準備をしたり。
一人ひとりが出来る事をして完成を目指します。
そして完成後も、たくさんの人が気軽に遊びに来れる施設を目指したいと思います。
【ミルクボランティア施設について】
交代で離乳前の子猫を育て上げる場所をつくることを目指します。ミルクボランティアとは、本来母親が必要な生後すぐから離乳期をすぎるまでを育ててくれる専門のボランティアの事です。
ミルクボランティアがある市や県では猫の殺処分数が断然に違います。
なぜならば、猫の殺処分、ほとんどがこの離乳期前の子猫だからなのです。その背景にあるのは誰も育てられないので仕方なく処分するという構図です。
千葉市は現在、幸いにミルクボランティアがおります。
ミルクボランティアが発足するまで、2014年には140頭以上の子猫が殺処分されておりましたが、翌年度の殺処分数は1のみです。それは病気で苦しんでいる為、仕方なく安楽死をというものでした。それから毎年千葉市の殺処分はほぼ0です。
しかしながらミルクボランティアも人間です。一人ひとりのボランティアが疲弊しながら頑張っているのも限界があります。交代で離乳前の子猫を育て上げる場所がミルクボランティア施設です。
【動物の室内型供養について】
現在のこちねこの施設は本円寺という代表が住職を勤めているお寺にあります。
供養については本堂で、埋葬や納骨についてはお墓で執り行っております。
新施設には施設内に供養と室内型納骨施設の開設を目指します。
亡くなった後の供養のやお参り後、保護猫と触れ合ってもらえいたいと考えています。
寄付金の使途
保護猫の治療費・食事代です。また、保護施設の整備費や運営費、団体の活動費に使用します。