防災災害専門家チームが熊本を視察され、報告を聞く
2020/7/21 05:56
7月20日
「もしも地球が100人の村だったら」で有名な石川淳弥氏からのメッセージです。
コロナ禍で、ボランテイアだけでなく、災害や防災の専門家、避難所の専門家が熊本に入れないことが、災害復旧を遅らせていて、2週間たっても片付けが進んでいないことが、現地にさらに大きなダメージを与えています。私たちは、県内ボランテイアを集める努力と、PCR検査(自己負担4万円を公費負担になるよう働きかけています)を地元で済ませ、せめて専門家や避難所運営リーダーが熊本に入ってこられるよう、一日でも早く第1段階の片づけが終わるように活動しています。一般社団法人たすけあいジャパン専門家チームが人吉球磨地域を視察されました。ファンドレーザー仲間の紹介で専門家から見た被害状況を聞きました。
BRIDGEKUMAMOTO基金チームでは、現在採択団体22団体訪問と活動報告を行っていますが、合わせて第2期支援について話し合っているところです。行方不明者2名方はまだ行方捜索中です。今甚大な被害の大きな壁にぶつかっていますが、1歩ずつ壁を上るしかありません。長期戦になる支援、時折心が折れそうになりますが、皆様の応援・メッセージに励まされ、被災者の方々が一日でも早く日常が戻るよう頑張っていきます。
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熊本現地4日目。疲れと共に無力感に苛まれる夜。もう慣れっこだ。大体こうなる。この自分と折り合いをつけてまた明日もがくという繰り返し。じゃあ来なきゃ良かったのか?わざわざPCR検査まで受けて?少し弱気になるとそういう黒い拘泥に飲み込まれてしまう。
日田市、熊本県庁、火の国会議、人吉市、八代市、球磨村、芦北、避難所数カ所、福祉避難所数カ所炊き出しそれと千寿園。
ひとつだけわかったことがある。
「このままでは、多分熊本地震を上回る災害関連死を生むことになるだろう」
ということ。
熊本地震の時、270人の死者のうち220人が災害関連死だった。熊本県は大反省をし、今回はそれを出さないようにしようとしている。コロナ禍、一般はもとより、専門家、大学教授、経験豊富な自治体の人々、支援Pと呼ばれる人、重機専門家、避難所やボランティアセンター運営が出来そうなNPOの人々、がいない。影さえ見つけられない。
とにかく報道の何十倍か酷い状況で、もっとキツイのは、先が見えていないこと。もう少しこの災害にみんなの意識を向けてくれることを心から望みます。コロナ後の災害支援のカタチをみんなで創りあげましょう
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