知的障がい児・者の沢山の笑顔と喜びを創造しているHALが、自分の財産となる経験に!
2020/6/9 15:39
HALのボランティアメンバー『おってん』からのメッセージ!!
私は2017年度4月よりHALに所属しているおってんと言います!
当時24歳だった私は、転職し高校教師になることを目指していました。
高校教師を目指すにあたり、自分の財産となる経験を求めてボランティア活動を探していました。
そこで出会ったのがこの「HAL」でした。
ノーマライゼーションをモットーに、「誰でも余暇遊びを楽しむことができる」を追求し、実行、実現していくHAL。
実際には、知的障がい児(者)の沢山の笑顔と喜びを創造している組織でした。
私も多くの参加者の笑顔を見てこれました。
春には満開の桜道をみんなで歩く清水公園キャンプ。
夏には2週間かけて、東京から北海道へ陸路・空路・海路の全てを使いながら楽しむ地球冒険キャンプ。
秋には実物のゾウの背中にまたがる大迫力の、ぞうの国キャンプ。
冬にはどんな参加者ともスキーを楽しむことに挑む、チャレンジスキーキャンプ。
そのほかにも数えられない程に楽しいキャンプを常に企画・運営しています。
僕が心を奪われたのは、『参加者の喜ぶ姿』と、それに対して全力である『ボランティア仲間』の2点でした。
参加者の中には、半身麻痺で自立歩行に支障がある方がおられました。
普段は主に、手を繋いで引いていくことで歩行を補助します。
その方が、スキーキャンプに参加して下さった時のことです。
内心、「流石にスキーは無理じゃないか…。残念だけど、見学という形で楽しむのかな?」などと考えておりました。
実際にキャンプが始まって、スタッフがその方のスキーの補助をする姿に驚愕しました。
なんとスタッフは参加者と対面した状態で支えながら、背中から滑りはじめたのです!!!
これにより参加者は前を向いた状態で、立ったままスキーを楽しめました。
参加者はその喜びを身体、声、表情を使って思いっきり表現していました。
その時の参加者の喜ぶ姿。そして、そのために全力を注ぐスタッフの姿。
これに感動したことを鮮明に覚えています。
参加者と関われた経験とスタッフと高め合えた日々のお陰で、私は目標としていた高校教師になり、早3年目になります。
HALの存在は、
参加者の喜びはもちろん、そこに携わるスタッフの成長にも大きく寄与していると感じます。
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