Issues we are working on
男女格差を国別に比較する「ジェンダーギャップ指数2023」では、日本は146カ国中125位(前年より9ランクダウン)、2006年の公表開始以来、最低ランクとなり、政治参画や経済的機会などにおける男女差が埋まっていないことが示されました。
構造化された男女格差を是正するためには、意思決定に参画する女性リーダーを増やすことが急務であるという思いから、本基金では、女性リーダーシップ開発やビジョンの実現の支援を通して、女性リーダーの創生に貢献しています。
▶基金紹介ムービー(約3分)
Why we are tackling this issue
「女性リーダー支援基金~一粒の麦~」は、石川清子さんの発案により、日本における意思決定過程への女性の一層の参画を通じ、女性の社会的地位の向上を図ることをめざして、設立されました。
※本基金の副題「~一粒の麦~」とは、一粒の麦は地に落ちることによって無数の実を結ぶという聖書の言葉から、女性の社会的地位向上に自ら一石を投じたいという石川さんの思いを表しています。
2021年から2023年までの間に3回の公募を実施、延べ339名のご応募がありました。第三者による審査委員会の厳正なる審査の結果、19名の支援対象者を決定し、ひとりにつき100万円の活動支援金を授与するとともに、活動面では、交流会、勉強会、メンター制度などのサポートを行ってきました。
3回の公募を通じて選ばれた方々は年齢も活動も多岐にわたります。
政治家を志す女性の支援、選択的夫婦別姓制度の導入促進、IT、芸能、医療、看護など様々な分野におけるジェンダーギャップ解消への挑戦。不安定な労働環境で働く人の立場の改善。シングルマザー支援。SRHRをめぐる活動。依存症の予防啓発。フェムテック起業家。平和や気候変動に取り組む活動など。
すべては「寄付」というアクションから始まったものです。
2024年、私たちは、その思いを受け継ぎ、立場と世代を超えた多くの人々とともに、女性の社会的地位向上、ジェンダー平等実現のために、「次の世代の挑戦」を支えていきます。
私たちと一緒に、未来の女性リーダーを応援しませんか?
How donations are used
〇活動奨励金: 1人あたり100万円
〇活動支援
・交流ミーティングの開催
日本を代表する各界のリーダーや経営者、次世代の女性リーダー達たちが一堂に会し、支援対象者が活動成果をプレゼンテーションする交流会を会場で開催。オンライン配信も行っています。
・勉強会や研修会の開催
支援対象者、基金応募者、そして寄付者の皆様を対象とした勉強会を定期的に開催。講師にアンバサダーの皆様、各分野で活躍されているリーダーの皆様等お招きし、様々なテーマから女性リーダーになるための学びをサポートしています。
(※2024年度は、支援対象者たちが集い、ピアラーニングを通じ、互いの活動を知り、自分を振り返り、協働する場となる集合研修も実施予定です。)
・ メンター制度
支援対象者に対してメンター制度を創設。メンターは、審査委員、基金アンバサダーや外部有識者にお願いし、対話を通じて支援対象者の成長やビジョンの実現をサポートしています。※希望者のみ
・活動報告書の発信
毎年、基金の活動および支援対象者たちの活動成果をまとめた報告書を作成、広く発信しています。