Issues we are working on

現代社会では、飢えや栄養不良という問題は解決されてきましたが、食にかける時間やお金を節約しようと、手軽に手に入る食事、調理のいらない食事に偏る傾向があります。
かつては食事は家族団らんの場でしたが、今では個食が一般的となり、家族のコミュニケーションの場が失われています。
日本食は世界でも高い評価を受けており、日本の文化として世界に誇るべきものですが、食事を作る機会が失われることによってその文化が継承されず、若い世代が食事を作れない、という危機に直面しています。
料理レシピ本大賞は食文化を支える著者や関係者の方々の活躍を称え、後世に伝えていく場所をつくることで、料理の永続的な発展に寄与したいと考えています。料理レシピ本を購入し、料理をする人が増えることで、食文化の継承につながり、よりよい社会を作ることができると考えます。
Why we are tackling this issue
料理レシピ本に対する世間の関心を高め、料理を作る文化を継承することで、以上のことが実現できると考えます。
- 料理を作る楽しみを増やす
- 料理を食べる楽しみを増やす
- 料理に関わる悩みを解決する
1.料理を作る楽しみを増やす
料理を作ることは現代人にとって悩みです。自分の知識だけではレパートリーは限られてしまいますが、料理家の作ったレシピを使うことで、これまで知らなかった料理を作れるようになったり、よりおいしく作れる作り方を知ることで、料理を作ることが楽しくなります。
また、「食育」食を通じた教育という概念が重視されていますが、料理を作ることによって、子どもに食の大切さ、命の大切さ、健康への意識を高める効果もあります。
2.料理を食べる楽しみを増やす
自分で作った料理の味は格別です。出来合いの食事を買ってくるのではなく、食材を調理して自分で作ることで、よりよい食材を選んで健康に配慮する意識が生まれます。
家族で食べることで、おいしさを共有し、今日あった出来事を話す機会になり、家族のコミュニケーションの場が増えます。
3.料理に関わる悩みを解決する
毎日の献立に悩むを決めることが主婦、主夫にとっての悩みです。インターネット上にたくさんのレシピが発信されていますが、ネットの情報は断片的です。例えば「卵を使ったレシピを調べたい」というニーズには適していますが、漠然と献立を考え、アイデアを練るのには、適していません。
料理レシピ本は一覧でレシピを閲覧でき、1冊1冊がライフスタイルに合わせたひとつのテーマで編集されているので、献立を考える時に使うのは適しています。
また、料理をする人を増やすことはフードロス問題の解決にもつながります。外食産業はフードロスを大量に生み出す構造になっています。来るか来ないかわからないお客様のために下ごしらえをし、食べごろを提供しようと思うと、ロスが出るのは避けられません。自宅で料理をするのであれば、フードロスは最小限で抑えられます。料理をする人を増やすことは、SDGsにもつながってきます。
How donations are used



寄付金は、主に料理レシピ本大賞 in Japanの発表会の開催費用に使われます。
料理レシピ本大賞は毎年9月に料理レシピ本大賞を発表しています。運営は書店や出版取次の有志によるボランティアで運営されていますが、受賞者を表彰し、受賞作品を世間にアピールするために、発表会を開催する必要があります。エントリーする出版社や受賞出版社にも運営費用を負担していただいていますが、発表会の運営費用を賄うには十分ではありません。
賞の内容は以下の通りになります。
[料理部門]
●大賞:ジャンルを問わず広く料理レシピ本とされる作品。
<ジャンル賞>
●こどもの本賞:料理をテーマにした、こども向けの絵本や書籍、ムック。
●エッセイ賞:料理をテーマにした、エッセイ。
●コミック賞:料理をテーマにした、コミック。
[お菓子部門]
●大賞:ジャンルを問わず広くお菓子レシピ本とされる作品。
●プロの選んだレシピ賞
●ニュースなレシピ賞
つきましては、料理レシピ本大賞を支援する賛助会員の制度を設けたいと思っております。
一般会員 年会費1万円
法人会員 年会費5万円
趣旨にご賛同いただけましたら幸いです。