Purpose
貧困地域でも教育をあたりまえにする
セブ事業地であるタリサイ市ホープ地区は、いわゆる漁村の貧困集落。
1日1.9ドルの国際貧困線以下で生活するこの地域の人々は、小・中学校をドロップアウトした2,30代が、田舎からセブに働きに出てきて形成されています。
「こどもの成長が私の希望」「こどもには学校を卒業して私とは違う未来を歩んで欲しい」と教育への強い期待があります。
『大学奨学金』で卒業生を輩出しながら、
『幼児教育』を通してこどもと家庭に教育を啓発する
大学生たちは地域のこどもたちにとって「追いかけたい背中」。
卒業生たちは、地域の貧困の連鎖をストップする自分の役割を認識し、地域のほかの子どもの教育を支えていく側として活躍しています。
【現地教育基金運営団体】NGO トゥーライ・サ・キナブヒ
代表Glemar氏自身が、教育を受けて本人の環境を大きく変えた経験を生かして、教育こそが貧困を解決する力となることを信じ力をいれている事業です。
地域に根付く、循環する教育を
Past Activities
幼児教育 -幼稚園の運営支援-
- 2019年度、第5期生 40名の園児が卒業
[授業時間] 平日 2時間制 Aクラス8時から10時(3-5才児)、Bクラス10時から12時(4-5才児)
[科目]英語・数学・理科・フィリピン語・読み・書き・道徳、習熟度テストあり
[行事]季節の催事や校外学習も大切にしています(栄養月間・クリスマス・家族の日)
父母会や家庭訪問も行い、家庭でこどもの教育と向き合う姿勢づくりもしています
- 幼稚園を支える先生たち
奨学金制度で大学教育課程を卒業したばかりの学生たちが、教員試験合格までの1〜2年の間、この幼稚園で先生となってくれています。年間カリキュラムの策定から日々の学習指導にあたっています。
日々の学校の清掃や管理作業には、地域から1名の女性がボランティア支援してくれています。
高等教育 -大学進学奨学金支援-
貧困地域の家庭から大学に進学生を増やし、内部から貧困の連鎖を止めようとしています。
- 参加条件
現地協働団体NGOが実施する地域活動に、インターンシップとしての参加が義務付けられています。土曜日学校の実施などを通し、地域の子どもたちへの教育に貢献しています。
- 奨学金の用途
大学の授業料だけでなく、日々の通学にかかる交通費、食費、課題提出のための文具や通信費など、学生ごとの多様なニーズにあてられます。
- 卒業大学例
EVANGELICAL THEOLOGICAL COLLEGE OF THE PHILIPPNES, INC.
Talisay City College
Cebu of Technological Science, など
Achievements
幼稚園卒業人数 90名
2017年運営開始〜
2017年 20名
2018年 30名
2019年 40名
大学卒業人数 6名
2017年 1名
2018年 1名
2019年 1名
2020年 3名
Necessary expenses of the business
幼稚園の必要経費
1)現在の40名の園児が通う運営コスト
1ヶ月:約5万円 1年間:約60万円
先生2名、アシスタント1名、電気水道代、こどもたちの学用品、校外学習などの学校行事
2)持続可能な幼稚園となるためのコスト 約300万円
現在は不法滞在地域内の土地にセンターがあるため、幼稚園卒業資格も出る学校として運営できるよう教育庁指導に則った整備をしていきます。
大学の必要経費
1人1年間(2学期制/年)12万円
大学の授業料だけでなく、日々の通学にかかる交通費、食費、課題提出のための文具や通信費などにあてられます。