Purpose
1.「独居および老々介護で生活している人たちの現状・課題」
若者が都市部に出て高齢者ばかりの地域が増えつつあります。今まで添い遂げてきたパートナーを看取り独居の高齢者は出かけない限り誰かと話す機会が少なく、孤独な日々を過ごしていることが多い。また、二人共に健康であったとしても老々介護は身体的な負担から必要最小限の活動となり、いつ破綻してもおかしくない状況で日々を送り続けています。日本経済新聞2023年7月23日のネット記事によると、国民一人ひとりの正しい知識と理解であり、その人ごとにできる力を生かして社会参加の機会を広げることが大切であり、認知症への誤解が減れば、家族だけで抱え込んだり声を上げにくかったりすることも減るだろうと述べています。
私たちは平成22年から認知症の人たちの理解を深めるための活動を行ってきました。
また、日経新聞では、認知症を巡っては、家を出て帰ってこられなくなる例も少なくない。警察庁によると認知症の行方不明者は2022年、延べ1万8709人で過去最多だった。多くの人は無事見つかったが、22年に死亡が確認された人も491人いたと記載されている。独居・老々介護の家庭がリスクを負いながら生活していることが現状の大きな課題であり早急に対応すべきことであると私たちは考えています。
2.「今後事業を展開していくためのコミュニティづくりのきっかけとしたい」
老いは急にやってきません。日々の生活範囲が狭まるように徐々に老いは迫っています。「誰かが声をかけてくれたら」、「ちょっとだけ話し相手になってくれたら」、「買い物さえなんとかなれば」そんな声を聴くことがよくあります。高齢者が認知症へと進行する要因の一つに社会性が失われることが挙げられます。他者との交流の場が徐々に失われる老年期では、老いの中で良き傾聴者との出会いが大切であることを精神医学の先駆者エリクソンは述べています。私たちはボランティアを通じて高齢者の元気に働きかけていくコミュニティを作りたいと考えています。その方法はとってもシンプルです。
認知症サポーター養成講座を受講した人たちの中に高齢者のボランティアをしたいという人は必ずいます。そんな有志の人たちと共に高齢者の自宅へ訪問して安否確認、話し相手、必要な生活用品の買い物支援を行えば、認知症に負けない生活を少しでも維持できると考えました。また、今後の事業展開としては、コニュニティを拡大して高齢者のための健康教室や安全教育など点と点が交わり線となり、福岡県から日本全国の高齢者を元気できると考えています。私たちの活動は、できるだけ介護保険に頼らないで生活しよう(社会保障費の圧迫を軽減)。そして共に生き、若者たちに託していきたい(次世代への継承)というネットワークづくりに貢献できると思います。
3.具体的なプラン
週1回、見守り・買い物支援ボランティアを行う
医療や福祉サービスには限界があります、でも私たちは諦めません。 病気は予防、早期発見、早期治療すれば健康を維持するは可能と考えます。
私たちは天寿を全うできると思います。私たちは、あなたの代わりに独居や老々介護のご自宅へ出向き、
買い物や話し相手、生活維持ができているか直接見てご家族や大切な人に報告する支援を行います。
※認知症サポーター養成講座を受講した有償ボランティア(交通費の支給)です。
※ボランティア活動を行う前には、身元確認と事前誓約書、活動日の調整を行います。
※ボランティアの内容:買い物支援、生活が維持できているか確認、話し相手をしていただきます。
※認知症サポーターが訪問して異常があれば専門家が訪問して異常の早期発見や予防のためのコネクションを行います。
※買い物支援は、薬局と連携して、内服薬の継続がされているか確認を含む 。
4.資金の使途
クラウドファンディングによる目標:100万円
個人・団体協賛会費:100万円(これまで寄付してくださった個人および団体への呼びかけを行う)
クラウドファンディングにて集めた資金は主にボランティアの交通費に充てる。
5.今後のスケジュール
2023年11月~月10件以上のボランティアによる訪問支援を行う
2024年3月:ボランティア支援による効果について活動報告書作成、日本認知症ケア学会等で発表を目標とする。
2025年:看護研究:高齢者の生活支援ボランティアの効果-介護保険に頼らない生き方を目指すための取り組み-(仮タイトル)を研究発表する予定
活動報告については、寄付支援してくださった個人および企業団体に報告する。
2023年4月~ボランティアによる訪問支援を月30件を目標とする。
※1連携団体からすでにボランティア支援の要請を受けており、資金難のためストップしている状態です。
Past Activities
平成31年
認知症サポーター養成講座7回開催
受講者数:347人(地域住民61人、学校286人)
簡易講座(認知症予防講座+MCI検査 2回開催)17人
ファイブ・コグ検査 2回開催 29人
令和1年
10月19日 のおがた元気フェスタ参加
11月9日 認知症サポーター養成講座
令和2年
1月11日 介護予防の話と脳のイキイキ度をはかろう
2月5日 認知症サポーター養成講座(感田小学校)
3月14日 ファイブ・コグ検査
認知症サポーター養成講座の受講された人(累計):8167人
Achievements
平成24年 ふくおか地域づくり活動賞 福岡県知事より
平成25年 ふくおか地域づくり活動賞奨励賞 福岡県知事より
平成27年 認知症サポーター養成による体制づくり表彰 福岡県知事より
平成29年 ふくおか地域づくり活動賞 福岡県知事より
Necessary expenses of the business
事務経費
団体事務所(水熱光費込み)2万円/月×12か月分=24万円/年
コピー用紙+コピー機トナー代:15,120円+12,000円×12=159,120円
事務用品(ペン、テープ、ファイル等):6,000円
ボランティアの調整、連絡のための携帯電話費用MVNO活用 39,600円/年×2
認知症サポーター養成講座講師代:8000円×12回=96,000円
臨時講師派遣予備費5回分:8000円×5回=40,000円
事務員のパート代、20時間/週×1000円×4週=80000×12カ月=960,000円
ボランティア活動の交通費支給
令和5年9月よりスタート、月10件を週1回、ボランティア2名の訪問予定:600円×週4回×2人×10件×12カ月=576,000円
訪問時の支援内容:独居・老々介護の人の買い物支援、安否確認、話し相手
合計 2,116,720円