Issues we are working on



子ども、保護者、そして子どもの育ちに携わる全ての人を対象に、主に苫小牧市、厚真町の豊かな自然を活かした様々な事業を通して、あたたかなふれあい、繋がりの中で、一人ひとりが自分らしく、ありのままに、子どもも大人も共に育ち合える社会の実現を目指しています。
1.親子組 わっこ
(豊かな自然の中で五感を育てる。大きな家族のようなコミュニティで大人も子どもも育ち合う。0〜6歳までの幼児を子育て中の親子19家族で活動中。)
2.認可外保育施設 森のようちえん
(雨の日も晴れの日も、暑い夏の日も、寒さ厳しい雪の日も森の中で過ごすようちえん。「遊ぶことは学ぶことであり、生きることそのもの」。自然は子ども達にたくさんの不思議や未知との遭遇、そこで湧き上がる好奇心や探求心をどこまでも満たしてくれます。季節の移り変わりを感じながら、心身に受ける様々な刺激・感覚を通して、そこで出会うたくさんの命や出来事から、自然を慈しみ、愛する心、豊かな情緒や感性を育ててゆきます。 2歳プレ.年少.年中.年長 在籍中。)
3.ネイチャーキッズ
(放課後・休日の体験活動。「森のようちえん親子組」を巣立った後も、子ども達が自然と触れ合いながら、あるがままを認められ、安心感の中で自分らしく過ごすことができる場を提供する。四季を感じながら五感を使った体験を主軸に森あそび、木工、手仕事、おやつ作り等、自ら沸き起こる意欲を大切に、生涯に渡り自分の支えとなるような自己肯定感や探求心を育む。また、異年齢での活動を通して、互いの違いを受け入れたり認めあったりしながら仲間として育ち合い、心の根っこを育む。対象年齢 年長児〜小学6年生)
4.みんなのこころね
(苫小牧市、厚真町両拠点での、会員内外を含むたくさんの方に、自然体験活動を幅広く提供する場づくりに取り組むと共に、「森のこころね」を周知して頂く機会とする。米づくり、プレーパーク、お話し会など)
5.森づくり
(会員自ら森の現状を把握し、森づくりのノウハウを学び、身につけ実践していく。整備で出た木材や枝条をホダ木や薪、クラフトの材料として活用する。実がなる、樹液の採取ができる樹木の植樹を会員で行い、将来的に人も楽しむことのできる森づくりを目指す。)
6.クラフト手仕事部
(物販に向けた自然素材の管理、お手入れ、商品づくりを手がける。市内外でワークショップを出店し、「森のこころね」の周知・広報活動を行う。)
7.フラワーパレット
(発達に偏りがある子どもとその保護者を対象として「一人で悩まないで支え合える場」を目的に活動。月1回のパレット・カフェを開催。)
Why we are tackling this issue



私たちにとって、人として生きる「しあわせ」とは何でしょうか。
科学技術の発展、急速な情報社会など、時代の流れや変化に伴い、私たちの暮らしは便利さや快適さを得られることが当たり前となりました。
しかし一方で、気候変動、環境汚染といった地球規模の課題や、貧困、少子高齢化、ひきこもり、自殺者の増加など、解決急務の問題も山積し、生活上の悩みや困難さから、誰しもが孤独や生きづらさを抱える可能性を持ち合わせながら、今の社会を生きています。子どもたちが大人になる頃には、時間と空間の認識や生活様式、取り巻く環境等は、さらに大きな変化を遂げていることでしょう。予測の難しい社会の中で、自分らしく生きるために、そして誰もが住みよい社会を作っていくために、子ども達に今後どのような力が必要となるでしょうか。
子ども達にとって、「遊ぶこと」は「学び」であり、「生きること」そのものです。
自然は子ども達に、たくさんの不思議や未知との遭遇、そこで湧き上がる好奇心や探求の欲求をどこまでも満たし、多様で良質な刺激は、その後のさらなる豊かな学びに繋がる発達の土壌を耕す素晴らしい存在であり、最高の友です。自然の中で育ちゆく子ども達は、季節の移り変わりを感じながら、見る、聞く、触れる、味わう、嗅ぐなどの五感、そして自分の心身に受ける様々な情緒や豊かな感性を育ててゆきます。
子ども達の心の根っこには、自分を愛し、自然を愛し、そして、他を思いやり、多様性を認め合える、生涯に渡って消えることのない小さくもあたたかな灯がともります。その小さな灯が、やがては生きていく上での様々な課題や困難へも立ち向かう大きな力となり、どんな時も自分を支え、行く先を照らし続けてくれることでしょう。
そして私たち大人は、これまでの育ちや経験に培われた、様々な価値観や人生観とともに生きています。子ども達がその子らしく在ることを大切に保証したいように、大人もまた、ありのままの自分を受容し、自分を愛すること、そしてそれぞれの違いや個性を認め合い、支え合える、安心、安全な場が必要です。肩の力を抜いて、「困った時はおたがいさま」の精神で、安心して子育てできる環境づくり、お母さん自身が「わたしはわたし」でいられる場所づくりを目指します。お母さんの心が満たされ、笑顔でいられることは、子どもにとって何よりの心の栄養です。
人と人とのあたたかなふれあいや確かな繋がりの中で、一人ひとりが安心して自分を生きるという喜びを感じられることは、人として生きる上での「しあわせ」に繋がると私たちは信じています。
たくさんの子ども達の心の根っこが育つ場所、そして子どもにとっても、大人にとっても「心の拠り所」、「心の居場所」づくりこそが、「NPO法人 森のこころね」の大きな役割であり、取り組む理由です。
How support is used



活動するための森や家屋の整備、物品費用(救急用品や環境整備等)
子ども達の「やりたい!」を叶えること
地域の方や会員へ向けた研修会など

