Purpose
山に不法投棄されたゴミと、山道にポイ捨てされたゴミ。両方を月に2回拾っています。山で拾わなければ、雨が降ったり風が拭いたら川に流れ込み、それがやがて海まで行ってしまいます。また、ゴミのせいでしっかりと根を張れない木々の倒木のおそれも出てきます。ゴミの上に降った雨が、やがて私たちの飲み水や生活水になると考えると、一つでも多く拾わなければいけないと思います。
<主な不法投棄ゴミ>
・家電(テレビ、冷蔵庫、トースター、電気スタンド、洗濯機、ホットプレート、ビデオデッキなど)
・生活用品(食器、瓶、缶、キッチン用品、洗剤のボトル、傘、机、いす、衣料品など)
・業務用品(タイヤ、ガスボンベ、酒の大瓶、トタン、農業用品、ブルーシート、鉄くず、コンクリなど)
・その他(バケツ、鉄製の棚、本、看板、布団、車のシート、動線の被覆、タイヤ、蛍光灯など)
<主なポイ捨てゴミ>
・空き缶(ジュース、酒など)
・ペットボトル
・コーヒーなどのテイクアウト容器
・コンビニなどの総菜パック
・紙ごみ(競輪の外れくじやレシート)
・たばこ(本体、空き箱、ライター)
・お菓子の袋
Past Activities
約12年間活動を続けている「大見川を清掃するボランティアの会」と共に、MORE企画は毎月2回山へ入っています。MORE企画が参加し始めて、約4年が経過。毎月1トン近くのゴミを回収しているため、年間で約12トンのゴミを山の中から拾えていることになります。
活動年数:大ボラ会12年、MORE企画4年
回収したゴミの量:年間12トン
活動日程:毎月第一土曜日、第三水曜日
活動場所:静岡県伊豆市の山林
2022年8月には、「里山フェスタ」と言うイベントも行いました。
<大見川を清掃するボランティアの会>
https://www.instagram.com/oomigawa/
Achievements
不法投棄されている大型のゴミは数十年前に捨てられたものが多く、道路沿いは最近捨てられた新しい物が多いです。また、処分にお金がかかる粗大ごみだけではなく、家庭ごみレベルの物まで捨てられているので、イノシシやシカがゴミを漁ります。そんな姿は想像しただけで、動物と自然に対して申し訳ない気持ちになります。
山が広いのと次々とポイ捨てされるのでイタチごっこですが、私たちはスキューバダイバーとして海へ流れ出るゴミをひとつでも減らそうと取り組んでいます。同じ志を持ってくれたダイバーやノンダイバーがメンバーとして参加してくれ、この約4年間で1名だったMORE企画からの参加が12名に増えました。
この活動を取り上げてくれる新聞やテレビもあり、それらのおかげで皆のモチベーションにも繋がっています。元の大見川を清掃するボランティアの会のメンバーは平均年齢が70歳を超えているため、私たちMORE企画が次世代として受け継いでいく予定です。
また、一度、現状を見たら忘れられない光景になります。価値観や概念を覆されるかもしれません。
これらの体験をしてもらおうと、MORE企画では研修や講演会も承っています。
人が自分たちのために作って、使って、捨てた物の末路をこれからも伝えて行きます。
<OUR OLANET>
https://youtu.be/b2OiIZOYIsg?feature=shared
Necessary expenses of the business
- 人件費(現在は払えていないため、無償のボランティア)
- 交通費、ゴミを運ぶためのガソリン代)
- 備品(ヘルメット、ビブス、軍手、ゴミ袋、トングなど)
- 保険代(年間ボランティア1人1,000円)