Purpose
山賊キャンプでのこどもたちの活動を安全にサポートする役割として、ひと夏で300人の青年がボランティアに参加します。しかし、火を起こしたことも、野山で遊んだことも、中には料理をしたことがないという学生たちも少なくありません。数日間のキャンプという必然の暮らしで、こども以上に、他者と協力すること、チャレンジすること、失敗することの尊さを学ぶ姿がありました。ある学生がこんなことを言いました。「思いやりの意味がはじめてわかりました」。体験から言葉の本質を獲得していったのです。
こどもたちよりも早く社会に出る学生たちに生きた学びの場を提供する必要性を痛感し、青年を対象とした大学の合宿受け入れや大学講義、インターン受け入れなどを行っております。
一貫しているのは学生たちが学ぶのは、「方法」「理論」ではないこと。新たな自分を発見し、仲間を発見し、伝えあうことや協働の本質を体験を通じて学びます。正解を学ぶから、答えを生み出す教育。それがグリーンウッドが行う青年教育活動です。
Achievements
大学合宿受け入れでは猟師がかけた罠にかかった猪をいただき、さばいて食べる経験から「食と命」を考えたり、放置林での間伐後の整備作業を行うなど、地域にある「暮らし」を教材に様々なテーマで合宿を実施。
大学での講義は、これまでグリーンウッドが行ってきたこどもへの教育活動やそれらが地域にどのような影響を与えてきたかなど、これまで培った知見を伝えています。現在では、年間2000名程に授業を行っています。
大学と協働し、実習の受け入れでは村役場のインターンやグリーンウッド事業への実習参加など、青年たちへの教育活動は年々増えています。